下弦の月 減らすことで、何を増やしたいのか
11/1は下弦の月です。新月に向かう、欠けていく月の半月です。
欠けていく時期というのは、いらないものが離れていく時期とされています。
減らすことで何を増やしたいのか?
何かが減る、ということは、その裏で何かが増えています。
必ずバランスが取れるようになっているのです。
この「裏側で何が増えているのか」を理解しておくと、行動の精度が格段に上がっていくというのが、書籍満ち欠けスケジューリング術の内容です。
最初は、「ごみを捨てる」「断捨離」で十分だと思います。
まずは家の中に山ほどあるガラクタを手放す。
ずっと捨てようと思っていたけどめんどくさがっていた粗大ごみの廃棄の手続きをする。
コツは、ムーンプランナーを開いて、まずは欠けていく時期のページ内でゴミの日を記入していきます。そこに自分の予定や曜日などを考えてみてみると、自動的に「この日に掃除」「この日に燃えないゴミだから前日にまとめておく」というのが割り出されてきます。
そうしたら、あとは必要な手続き(ゴミ袋を買ってくるとか、粗大ごみ予約の電話をして廃棄シールを買うとか)をして、袋にゴミを詰めてすぐに持って蹴るように作業します。
まずは、実行が大切。
でも、その裏にある「減らすことで、何を手に入れようとしているのか」を心のどこかでちゃんと押さえておくのが大事なのです。
それがないと、場当たり的に気分がのった時だけゴミ捨てをするので、けしてきれいな家をキープできるわけではありません。
減らすことで何かが増えている事に気が付けるかどうかなのです。
ゴミを捨てると、きれいな空間が増える
減らすと増えるの意味が分からないという人が結構いますが、与えられたものを裏側から見るゲームだと思ってみてください。
ゴミを捨てて、清潔になった部屋。
まっすぐ歩ける(!)とか、掃除が楽とか、ストレスが減ったとか、いろいろ感じると思います。ここで、なにが増えたかを考えてみましょう。
頭を小学校2年生くらいの子供になったつもりで、なるべく子供っぽい感じで見てくと思わぬ発見があります。
「部屋が明るくなった」⇒明るさがふえた
「広くなった」⇒部屋の広さが増えた
「なんだか居心地がいい」⇒居心地の良さが増えた
危ないものが減ったので、安心が増えるとかもありそうです。
その人の家の状況によって変わってきますが、何かを捨てる事で、何かが確実に増えています。
この何を増やしたいのかをはっきりと理解するには、一度片づけてみないと分からない事も多いです。
そして、「片付けは片付けでしかないでしょ」と思い込んでいると、なにが増えたかに気が付きません。
ハウツーばかりを追い求めていると「こうすればこうなる」というピタゴラスイッチ的な結果を体験してみたくてやってしまう事が増えていきますが、その結果どうなったのかをじっくり感じ取る時間というのがあると、物事の質が格段に上がっていくということです。そうでなければ「ピ」という旗が立って終わりです。
これは増やすことも同じで、何かが増えれば何かが減ります。
英単語をたくさん覚えれば、「英語を喋れない」ということが少し減るのです。
減ったら困るものの裏側もよく見ること
減って嬉しいゴミなどはわかりやすいですが、減ったら困るお金とか自由な時間についてもちょっと考えてみると面白い事が出てきます。
お金が減ると何が増えるのか?
普通は「不自由が増える」とか「貧乏で惨めな時間が増える」ということになります。
でも、お金を使った事で「お金は減ったけど、すごく素敵なお洋服を手に入れてとても気分がいいし、人からもきれいだと褒められるし最高!」ということもあるわけです。
そしてそのほうが圧倒的に自分の人生を加速していきます。
お金は減らないでほしいけど、お金として持っているよりも自分が健康であることや、安全であることの方が重要だったりもします。
例えなにかは減るにしても、確実にその結果何かをつかんでいるので、そこを適切に自分が欲しいものをつかんでいけるのかどうか、という精度の高さが何よりも大切になっていきます。
月が欠けていく時は、手放すことで自分が何を得ようとしているのかを、よく考えてみましょう。
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満ち欠けの大きな流れについては、ムーンプランナーブック<ルナ>等がガイドとして作っています。
もうひとつ、すでに絶版本なのですが、世界的にヒットしたこちらの本もおすすめです。けっこう「何言ってるのかよくわかんない」という部分もあるんですが、モノの見方を変える手がかりになりました。
この本をずっと昔に読んだことで、ムーンプランナーの基礎的な考えができています。
こちらで復刊運動もやってます。
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