見出し画像

生卵ゆで卵煮卵のウィッシュリスト

割引あり

マシュマロの質問で、ウィッシュリストが書けないという内容に対してのお答えに「生卵ゆで卵煮卵」を例として出したのですが、これがわかりやすいという人が結構いたので、別途まとめておきたいなと思います。

こちらの記事はツイート割で500円で読んで頂くことができます。



ウィッシュリストはToDoリスト?

ウィッシュリストを書こうとするとToDoリストになる、というお悩みが結構あります。
確かに「やること」の羅列なので、見た目はそっくりです。
でもウィッシュリストとToDoリストは、まったく異なる目的で作られるリストです。

でも何が違っているのかをはっきりと分かっていないので、とまどっている人がかなりいるようでした。

確かに、夢をかなえる人にとってはウィッシュリストはそのままイコールToDoリストになり得るものです。でも、その前に、そのウィッシュリストはちゃんと夢が入っていますか?

夢の入っていないウィッシュリストは、ウィッシュリストではないです。
wish=夢です。

wishとhopeの違い

中学の時に習った思い出もあるかもしれませんが、どちらも日本語では願いと訳すwishウィッシュhopeホープはどう違うのかという言葉の意味からたどっていきましょう。

wishは、実現不可能かもしれないけどそうなったらいいなという願い。
hopeは、ちょっと頑張る必要があるけどやればできる願い。

ウィッシュリストは、wish=実現不可能かもしれないけどそうなったらいいなという願いのリストです。

なので、実現がちょっとおぼつかないような願いがそこにえがかれていないと、ウィッシュリストではないのですね。

そしてToDoリストはやることリスト。ほぼやる事が決まっています。
できなそうなことは、基本的には入っていません。
ちょいちょいアレンジがされて、hopeレベルの願いが混じってる事もあるのですが、これはちょっと困った問題のもとになります。

ウィッシュリストの目的・ToDoリストの目的

なんとなく書いている人も多いのですが、これらのリストはきちんと目的があります。

ウィッシュリストは、自分の可能性を引き伸ばす、自分の伸びしろを示し、しかも書くことでさらにそれを広げていくという力があります。
自分の可能性を広げるのが、ウィッシュリストを書く目的です。

ToDoリストは、それを見れば自分がどう動けばいいかわかるようになっている指示書です。考えるという動き(一時的に記憶する、判断する等を含む)をしなくても、書かれているものを見ればそのまま動くことができるものです。ToDoリストは考えなくても行動できるようにしてある指示書です。

ここを混ぜるとよくないのは、なんとなくわかってきたかもしれません。
指示書に「できないと思うけどできたらいいな、羽根を背中にはやして空を飛びたいな♡」とか入っていたら、困るわけです。
せめて「グライダーの一日体験予約」とかまで落とし込んでもらわないと、無理ですから。羽根、背中に生えてないし。

なのでうっかりウィッシュリストをToDoリストに混ぜてしまった場合、できもしないやる事がずらずらと出てくるわけです。
そして、当然ですが、できません。
それはあなたに才能がないからとか、能力が低いからだとか、そういうことじゃないんです。できもしないことを書いているから、できないことが可視化され、見せつけられることでできなさを強調して受け止めてしまい、自分に力がないように感じ、それによってどんどん自信がなくなっていくという悪循環を自分で起こしているという流れです。

書く事はそれを強調するので間違った書き方は確実に自分を苦しめる

手帳に書くことは、強調されて見えるようになります。
それが手帳の力だからです。
そこにできもしないことが羅列され、当然できていないことが突き付けられるのなら、どんなに自信がある人でも、能力がある人でも、自分の力のなさを自分で実感せざるを得ません。

ここが、とてもむずかしいポイントです。

書けば叶うというのは、ある意味本当です。
でも、どんなふうに書くか、何を書くかを適切にコントロールしないと、なんとなく書いたことで自分をどんどん苦しめることはよくあります。

ここから先は

8,487字

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?