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2024/12/31 人生と社会を作り直す山羊座の新月
大晦日、7:27に山羊座で新月となりました。
なんともすっきりとした切り替わりです。
厳冬期のてっぺんを示すのが山羊座で、冬のはじまりを司ります。冬のはじまりは冬至、季節の切り替わりを担当する星座は4つありますが、どれも表情は違えども厳しく力強さがあり、中でも冬を担当する山羊座の担当領域は、凍てつく険しい山の切り立った崖の上、なにも食べるものがなさそうな岩場、そこにいかめしく強いヤギが駆け上っていくような、威厳に満ちてこれ以上の強さは想像できないような強さ、ひいては権力などを示すことになっていきました。
そんな山羊座の新月は、とにかくキリッとしています。
特に、今年は大晦日という一年の中でも最も意義深い日に重なるので、キリッ度(?)はいやますばかりかと思います。
こういうのは、そういう空気を全部自分の味方にして、キリッと今年を締めて、来年の目標や抱負を思い描き、キリッと書き出して頂くのがおすすめです。
キリッとしていない人ほど、周りの空気を借りて自分にないキリッが得られるチャンスです。
「あー、私っていつもまぬけでちゃんとできないや…」と卑屈な気持ちを感じることがある人ほど、山羊座の新月の勢いに加えて年の変わる大晦日と元旦の力によって、「今年は!」と意気込みや抱負、願いなどを考え、その勢いて人生で成し遂げたい事や、この社会において自分はこういう活躍をしたい、みたいな割と大きなサイズのことまで考えて頂きたいなと思います。
人生のこと、社会の事まで考えるのが、山羊座のパワーです。
自分ひとりの「あそこの有名パフェ食べた~い♡」みたいな願いではなく、「あの日本の食文化において重要な表現のひとつとカウントしてもよいレベルのパフェを、今を生きる人間としてぜひとも体験したい!」みたいな壮大な感じに広げて考えるのです。
おおげさかもしれませんが、なにも考えていなくてもあなたは社会に活かされ、守られて生きています。
服も、今日食べたものも、社会が協力し合ってあなたのもとへ届けてくれたものです。「お金払って買った」というのも、お金という仕組みが社会全体で「これをこういう価値があるものとしてみんなで取り決めましょう」と約束したから、お金が存在しています。
ちょっとややこしいかもしれませんが、とにかく今の生活は、すごくたくさんの人が協力し合って作っていて、あなたもその一員だし、あなたもその社会に守ってもらっている、助けてもらっている、という視点が山羊座的な視点になります。
そういった山羊座的な視点から見てみた自分のやりたいこと、やってみたいことなどを、ぜひとも書き上げて頂きたいのがこの新月です。
山羊座は、学校の一番偉い先生、または一番強い先生。
それか、会社の一番偉い人。一番偉い人にあまり会わない大きな会社で働いている人は、本部の部長とか、その人の意見ひとつで大きく変わるような立場の上司の存在を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
コツは、そういう人が味方になってくれている状態を想像して、その人のために何がしたいのか、という事を思い浮かべてみるのが、考え方のコツです。
普通、そういう人にはあんまり会いたくないし、怒られるのかなー、呼ばれたら逃げたいなーって気持ちになることもあると思います。
でもこう、ガッツのある同僚などは「その人にプレゼンして絶対企画通したい!」と熱を入れている人もいるかと思います。
どっちの立場で考えてもいいし、両方それぞれ想像してもいいです。大事なのは、相手は厳しいけど基本的にあなたの味方だという事です。
もうひとつ、自分が社長なら……という想像もいいと思います。
ただ、あまり社長イメージがない人も多いと思いますので、もっと身近にイメージしやすい山羊座担当として、上司の上司とか、一番偉い先生とか、そういう存在を想像する方がいいかなと思います。
そして、まずは自由に、「2025年にやりたいこと」でもいいし、「私の人生でやっておきたい事20」でもいいし、よくある100個書くやつでもいいです。なんでもいいので、書きましょう!
今年は7月にこちらの有料記事を出してから、多くの人が「ウィッシュリストってそういうことだったのね?」「なんかやっとウィッシュリスト書けるようになったよ」と言い始め、そこからすごい勢いで大変化している人の報告がたくさん来ました。
まず、ご自身でウィッシュリストを書いてみて、それからこの「生卵ゆで卵煮卵のウィッシュリスト」にあるように、3種類に分けてみる作業をしてみてください。
それには、まずとにかく自分から書かないとダメです。
すでに書いたものを持っている人は、それを見て割り振ってもいいですよ。
とにかく手持ちの卵=願いがあってこそ、このやり方は有効です。順番を間違えないようにしてくださいね。
まずはウィッシュリストを書くこと。
頭の中でこねくり回して「私の今年の目標はー」とか言うのはナシでお願いします。必ず文字で、言葉で紙に書きましょう。
ブログなどでもいいですかね、っていう人が必ず出てきますが、それはそれで書いていただき、紙にも書いてください。紙に書くというのは、想像以上にパワーのある事なのです。
(あと、書かないとずっと「なにか」に操られっぱなしになって人生を潰していく人がすごく多いので、私は一部でもいいから必ず紙に書くことを勧めます。命令していいなら命令します。紙に書け!)
そうしたら、それをムーンプランナーで時間に紐づける=スケジューリングしていきましょう。
そのやり方は、第二部の有料noteに書きました。
こちらのnoteを読むとムーンプランナーマスターになれるようにみっちり書いています。ボリュームがすごいので、読むのが大変かもしれませんが、どういう順番でどういうふうに書く、というのが上から順に読めるかと思います。
ちなみに、このnoteの兄弟noteがこちらの「創作のためのムーンプランナーの使い方」です。この青表紙はセットで読んで頂くと、ムーンプランナーを理解するニューロンがつながってくるかと思います。
ここまでは、ウィッシュリストを書く基本と書いた願いをムーンプランナーを使って効率的に予定に組み込んでいく技についてなのですが、そういうハウツーをいくら読んでもひたすら「つらい」「なんかつらい」と言っている人が続出してしまうのが、手帳というツールの恐ろしいところです。
ということで、手帳というツールのせいで起きる不具合をどうにかするnoteがいくつかあります。
まずは、「習慣化したい!」と訳も分からず言っているだけの人たちがあまりに多すぎるので、そちらの対処法をまとめています。
ハビットトラッカーをムーンプランナーに設定する方法なども書いています。
これでなんとかなるかと思いきや、まだまだ大問題がありました。
ウィッシュリストをToDoリストと混ぜて書いているせいで話がごちゃごちゃしていたのを1作目で整理したと思ったら、ToDoリストとは違う「義務」を自分の願いだと勘違いしている人がこちらも信じられないくらいいっぱいいることがわかってきました。
なので、義務リストとの魔合体を解除する方法も書きました。
まずやりたい事ややることがあるから、手帳を使うのです。
でも人は、いつの間にか手帳のために手帳を埋め、時間のためにやることを求めて自分を苦しめます。
その負のサイクルに入って長い人も多いと思います。早い人では小学校のうちにそのサイクルに放り込まれ、遅くても20代の頃にはみんなが一度はそうなってしまうと思います。
だからこそ、そこから抜け出すのも、手帳の力が必要です。
それには、先に願いを書き出す事です。時間にまったく紐づいていない、実現可能度が超絶に低い現実味のない願いであっても、まず書くことがその壁を吹き飛ばします。
山羊座はゆるぎない高い壁、越えられない現実の中にあります。
だからこそ、書く甲斐があるのです。
「今は無理かもしれない」と頭ではわかっている、でもそれをわかっていても思い浮かび、心躍ることというのは、不可能かどうかなんて関係のないあまりにも強い力が宿っているということです。
だから、できるできないなんて考えずに、書きましょう。
実行するかどうかは、あとで考えればいいです。どうするか考える時に、あなたの慎重で思慮深い行動が役に立つこともあるし、おっちょこちょいで衝動的な力が役に立つこともあります。でもそれは今じゃなくて、あとの話。
今は、思い浮かぶことをそのまま書くのです。
無理な事でも書くことの自由はあります。
なぜなら、信じられないほど厳しい冬のさなか、切り立った岩の上にヤギは軽やかに立っています。無理、なんてことを最も寄せ付けない、毅然とした確固たる強さです。
それほどの強い力があるのだから、ふわふわした夢も見ることができます。
私たちは、それぞれ違う立場にいて、違う生活をして、違う好みや違う嫌悪感をもって生きています。それらすべてが、社会という仕組みの中ではうまく組み合わさって、よい社会が作られているのです。
だから、まずはまっすぐに今の自分の願うことや思う事を、ガンガン書き出しましょう!!!
2024年お疲れさまでした。
2025年、よろしくお願いいたします。
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