漫画「クズの本懐」感想(完結作品を語る! #248)
「クズの本懐」(横槍メンゴ)
連載期間 2012年~2017年(月刊ビッグガンガン)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「クズの本懐」は、主に高校生の恋愛を描いた漫画。全9巻。9巻目は番外編で実質8巻。
LINEマンガとネカフェで読みました。
ドラマとアニメが同時期に放送された作品なんですね~。
さて、
登場人物の大半が大きく違う表と裏があり、性に対して奔放だったりするので「クズ」と表現されています。
いわゆる「一線を越える」ことを比較的簡単に描いているわけです。
ただ、
好かれることより正直さを重要視してきた私の周りには、私と似たような人がいたりしてその経験を聞けばほとんどの人は純愛には程遠いです。
言うか言わないかだけで色々な経験をしている人は実は多いのではないでしょうか。
そして、
好きなことや人の為に自分を大きく偽るのは、私には理解出来ないもののマンガ的誇張もされているからか尊敬すら出来るレベルです!(笑)
ということで、
私的にはクズとは思いませんが題名としてはキャッチーですし、内容は面白いです!
他にも、
女性というか今まで弱者として描かれがちだった側が受け身じゃないのがイイです!
ファンシーでファンタジックな番外編も印象的でイイです!
一つ文句をつけるとすれば、
メインの擬似カップルになる男女は美男美女なんですよね。
選択肢があるからこその苦悩もありますし作品になるわけですが、大半の読者は美男美女ではないでしょうから共感しにくさもあるのかなと思いました。
印象的なセリフ。
「俺があなたを変えたい」です。
相手のあざとさも知っていながら、その相手を変えたいという青さと情熱さを感じる言葉でキュンキュンしましたね~。
終わり方について。
キャラが変化・成長してますし、「こうなるだろうな」という展開に着地しなかったのが個人的にとてもよかったです!二人及び登場したキャラの幸せを願いたくなりました。
ファンサービス的な後日談の9巻は、登場したキャラに愛着がわいている状態なので嬉しさはありつつも「あー、結局そうしちゃうのね」という感じでちょっと残念でもありました。
いや、でもいいんですかね。詳しくは読んでみてください!
ということで、
全9巻にギュッと内容が詰まった人気作を読みたい人に、恋にハマる前の勉強として思春期の少年少女に、
イマドキ簡単にエロいものは何でも見れるけど、それは直接的すぎて恥ずかしいというちょいエロ好きにもオススメです!(笑)
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「クズの本懐」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’