漫画「天使なんかじゃない」感想(完結作品を語る! #436)
「天使なんかじゃない」(矢沢あい)
連載期間 1991年~1994年(りぼん)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「天使なんかじゃない」は、高校生の恋愛マンガ!
BUMP OF CHICKENの藤原基央さんが読んでいたと言っていて、いつか読みたかった漫画でした!
全8巻。途中までLINEマンガで無料で読めます。その後はネカフェで読みました!
矢沢あい先生らしい過剰なエモさとたまに笑い、そして「Paradise Kiss(パラダイスキス)」とかに顕著なんですが唯一無二の美意識が感じられます。美しく儚いんです!
あと「NANA」ほどじゃないですがポエムみたいな文章も出てきます。
さて、舞台はほぼ学校でメインメンバーは生徒会役員の5人。ちなみに一期生。
途中から二年生になり、一年生の生徒会役員も加わります。
主人公の女の子・翠は明るく元気でお節介焼きで絵が得意、そんな翠が恋する男の子・晃はちょっと尖ってるけどカッコよくて優しいとこもあるって感じです。
「あんたがあたしを嫌いでも、あたしは好きよマミリン!」というセリフだったり、お嬢様なマミリンとイケメンで優しいタキガワマンが両想いになった日に自分は宙ぶらりんな状況なのにめちゃくちゃ喜んだりと主人公の主人公力がすごいです!
さらに、
晃の家庭教師だった自由人の将志、その彼女で現在高校教師のマキなど、魅力的な年上キャラの存在も物語に彩りを添えています!
作中で巻き起こる様々なことは大人になってみれば大したことないことが大半なんですが、「そんな一つ一つが一大事なのがこの年代なんだよなー」と羨ましいような、でも再びこんなに一喜一憂するとしたら疲れちゃうよなーと思ったりしました!
ということで、
ドラマチックな恋愛マンガが読みたい人に、矢沢あい先生の別作品が好きで今作をまだ読んでいない人に、
ふと「ハチミツとクローバー」が浮かんだのでハチクロ好きにも多分オススメです!
・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)
将志とマキの結婚・メインキャラの将来の夢と進学先も明確になり、卒業式があり翠が答辞を読みます!
そして数年後、先生になって同じ学校で挨拶する翠。
場面は変わり、生徒会室の片隅の第一期生徒会メンバーが卒業時に書いた寄せ書きがフォーカスされ終わります!
まぁ、エモエモエモですね!
長すぎず短すぎずな巻数もちょうどいいですし、リアルタイムで読んでいたら友達と語り合ったりして楽しかっただろうなぁと思いました!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「天使なんかじゃない」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
※「無料で読めます」などは私が読んだ時点の話です。そして、「無料」といってもCMなどを見てポイントを貯めてそれを使う必要があったりもします。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’