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【手帳】Notionでがんばりすぎた日々。少し肩の力を抜くために、紙の手帳を使ってみることにした

先日、数年ぶりに紙の手帳を購入しました。メモ書き用の紙ノートは使っていたものの、きちんとした装丁の手帳は久しぶり。
手書きで紙の上に文字を書いていると、散らかっていた頭が整理されてゆくし、たとえ散らかったままでも一旦紙の上に書き起こすことで俯瞰することができる。
まだ使い始めて数日ですが、自分にはこちらの方がしっくりくるかも、と思っています。

使っているはずの便利ツールに、使われてしまっていないか

最近のわたしはスケジュール管理やタスク管理をはじめ、所持品管理、家計簿、ガントチャート、議事録まで、すべてをNotionで完結させていました。
Notionを使っている方は感じていらっしゃることと思いますが、データを比較し検討するのにこれ以上のツールはありません。全てを管理できているという全能感!

しかし、そんなデジタルツールの利便性を完璧に享受しようと思うあまり、いつからか「全てのデータは正しいデータベースに書き込まなければならない」「過去から未来まで完璧に管理しなければならない」という強迫観念に苛まれるようになってしまいました。

何を隠そう、私は完璧主義のくせにとんでもなくズボラです。
データベースが完璧に整っていないと落ち着かないけれど、情報を整理し分類し続けるほどのマメさはない…
デイリーログの空欄が憎い。整理されていないメモが憎い…。書きたいことがあっても、どこに分類しよう…と迷っているうちに忘れてしまうこともしばしば。
Notionを開くことすら次第に気が重くなってゆきました。

バレットジャーナルなら、完璧主義なズボラでも無理なく続けられるかもしれない

そんなとき出会ったのが、Marieさんの著書『箇条書き手帳でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』と『今日の自分を肯定する箇条書き手帳術』。

Marieさんがいうには、「バレットジャーナル」なら、書きたい日はたくさん書いてもいいし、全く書かない日があっても自分を責めずに済むんだとか。

バレットジャーナルの特長
●1冊のノートで、スケジュールやプロジェクト、やることリストや備忘録のすべてを「箇条書き」で管理できる ●市販のスケジュール帳のように、一日分のページ分量が均等に割り当てられていないので、多く書く日があっても書かない日があってもOK。書きたいだけ書けるので、ストレスなく運用できる

Marie『箇条書き手帳でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』p.7

これなら、完璧主義な割にズボラなわたしでも、無理なく続けてゆけるかもしれない…!
そんなわけで、さっそく渋谷ロフトで、Marieさんの著書の中で紹介されていた手帳を購入しました。

バレットジャーナルのための一冊、LEUCHTTURM1917

今回手に取ったのは、書籍の中でMarieさんもおすすめされていたLEUCHTTURM1917(ロイヒトトゥルム1917)という手帳。

手帳界隈では定番とされているこのアイテムには、以下のような特徴があります。

• ページ番号が付いている:各ページをインデックスと紐づけられるので、後で内容を探しやすい。
ポケット付き:レシートやチケットなど、一時的な保管に便利。
• 紙質の良さ:裏写りしにくく、どんなペンでも快適に使える。書き心地がしあわせ。

豊富なカラーバリエーションやシンプルなデザインも魅力のひとつ。自分の好きなカラーの一冊を選べば、書くことへのモチベーションが自然と高まります。

…といいつつわたしは無難にブラックを選んでしまいましたが…笑

とにかく、まずはのんびり書き続けてみる

先述の『今日の自分を肯定する箇条書き手帳術』はこんな言葉で締めくくられます。

手帳を長く使い続けて気づいたのは、「手帳に書く量には波がある」「自分が必要とする記録はそのときどきで変わる」ということです。  
そして同じように、人生にも波があるということ。
調子のいいときもあれば、そうでないときもある。
何もしなくてもうまくいくときがあると思えば、どんなにがんばっても好転しない時期もある。  
自分とそのまわりの条件に合わせて、手帳に記録するボリュームや内容を調節するのは、環境の変化に応じて、手持ちの洋服を適切にコーディネートすることに似ています。

春のコートは夏になったら片づけるように、手帳につけている記録も、足したり引いたりしていい。  
バレットジャーナルが得意なのは、こういう「伸び縮み」へのフレキシブルな対応です。  
うまくいっているときは楽しくてしかたなかった手帳の振り返り、振り返りからの将来への見通しづくりも、それが負担になるときは休んでいい。  
休んだからって、自分の未来が閉ざされるわけじゃない。  
いいときも悪いときも、自分の思考と感情をときほぐし、日々をつむいでいくツールとしての手帳。  
この本が、みなさんの生活にほんの少しでもお役に立てますように。

完璧を目指しつつも、そうはなり切れない自分を受け入れてゆきたい。がんばれたり、がんばれなかったり…揺らぎがちな日々を、バレットジャーナルを通して愛でてゆきたい。
まだ書き始めたばかりで使い勝手も模索中ですが、とにかく気楽に、ゆるりと続けてゆけたらよいな、と思います。

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