276,277,278,279日目 既存のプロセスを少しずつ改善するのではなく、新しいプロセスで上書きするぐらいの破壊力のある考えを実現するには、使い捨ての方法が必要
長期的な視点で考えると継続的な改善から、現状を全否定して、新しい方法で目的に達成する方法を考える必要がある時があります。
この時に注意しなければいけないのは、斬新的過ぎると良い方法でも受け入れられない可能性があります。
だからといって、諦める必要はありません。
斬新的なやり方に遷移するときは、割り切って使い捨てのやり方を考えて、それを実行しながら、斬新的なやり方に向かって進んでいくと良いです。
自動車で言えば、ハイブリット車です。
化石燃料を消費するガソリンエンジンやディーゼルエンジンは、電動機に置き換えEV化されるとは誰でも想像できます。
しかし、いきなりEVに切り替わってはいません。
電気とエンジンのハイブリットという中途半端なものですが、実はこれがないとEV化は進みません。
EV化されてしまえば、自動車以外の用途で使われるかもしれませんが、ハイブリットエンジンの技術は捨てることになります。
社会を巻き込んで、大きく変わっていくには、現状を維持するという慣性力が働くので、こういった使い捨ての技術や方法で徐々に変えていく必要があります。