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プレイレポート 1 おまけ考察 ~コーンデーモンは硬かったのか?~

はじめに

先日のルミナスとの試合を振り返っていて、「なんだかコーンデーモン、"硬い"ような?」という体感があった。
対戦相手のいましゃんさんも、ブラッドレターの耐久力に驚いていたし、防御力はいまいちな印象があったコーンデーモンは、実の所本当は硬いアーミーだったのだろうか?という事が気になっている。
ロスターなどを振り返って、分析してみたいと思う

結論

先に結論から言うと、前回使ったコーンデーモンは
(相対的に)本当に硬かった。

以下、だらだらと考察を書いていく。

注目するステータス

"硬さ"につながるポイントとして、主に以下の点に注目した。

傷の総量

これは簡単だ。傷の総量が多いというのは、受けることのできるダメージ量の多さにつながる。当然、総量が多ければ多いほど、耐久力は高いだろう。

セーブ値

ウォースクロールの、セーブ値も、耐久力に関係するステータスだ。
貫通0の攻撃で考えれば、セーブ値3+とセーブ値5+のユニットでは、被ダメージが倍違う。つまり、セーブ値3+のユニットは、セーブ値5+のユニットに比べて、倍の量の傷を持っているのと同じことになる。
逆に、貫通値が高ければ高いほど、セーブ値の差は小さくなる。
貫通値-3の攻撃に対しては、セーブ値5+でもセーブ値3+でもほとんど素通りなので、セーブ値の違いなど無きに等しくなる。

AoSでは、40kと違って貫通も少なめで、基本貫通なし。
貫通1でかなりいい武器、貫通2は怪物レベルのユニットの攻撃。
めったにないが、貫通3までくれば、英雄的武器、という感じだ。
(ブラッドサースターの攻撃ですら、AoSでは貫通は-2だ。40kでは-4だというのに。)
貫通0が一番多く、エリートが多いアーミーでは貫通-1くらいが一番多くなる印象だ。

なので、貫通が高めで、セーブ値が良かろうがセーブできない事が多い40kと比べると、AoSではセーブ値が良ければ良いほど、"硬い"と感じる機会は多いと言えるだろう。

ただ、セーブ値は致命的ダメージにとっては何の意味もない。
致命的ダメージ源が、40kと比べるとAoSは格段に多いので、その点ではセーブ値は活きにくいのかも。

加護

40kで言うとFnP。
これは傷総量に簡単に還元できるので、考慮するのは楽。
(加護4+なら、通常ダメージも致命的ダメージも50%ダメージ無効。つまり傷が倍であるのとほとんど同義になる)
今回の試合では、加護が働いている場面はそう多くなかったので割愛したい。

バフ・デバフ

自分や対戦相手がロールする結果に修正を加えると、当然、より攻撃が当たりやすくなったり当たりにくくなったりする。
どうもAoSでは、指揮ポイントを利用してHit+1、セーブ+1などのバフをしやすかったり、逆にHit-1するアビリティを持ったユニットが多くいる印象だ。

コーンのロスターについて

まずはコーン側のロスターについて分析してみたい。
ロスター内容は、前回のプレイレポートで書いたとおりだ。

傷の総量

ブラッドサースター2体・・・32
スカーブランド・・・16
ヘラルド(暴走族)・・・10
ブラッドマスター・・・6
ブラッドレター30体・・・60
フレッシュハウンド5体・・・10
(召喚したブラッドレター10体)・・・20

合計:134傷(召喚分併せて154)

セーブ値の分布

セーブ値4+の傷総量・・・64
セーブ値5+の傷総量・・・70

大体セーブ値平均4.5くらい
(召喚した奴はほとんどゲーム終盤で、戦闘には参加しなかったためこの数には入れていない)

その他

8mv以内に敵がいないと、加護5+
 →前回の対戦では発動機会なし(弓は先に倒せたので・・)
5+で呪文ダメージ打消し
 →ダメージ系呪文ほとんどなし
ブラサス(フューリー)の周囲にいるとHit-1
 →序盤から敵陣中央にいたため、ほとんどが対象範囲内に

ルミナスのロスターについて

いましゃんさんルミナスのロスターについては、記憶を掘り返しながら計算しているので、微妙に違うかもしれないが許してほしい。
(アプリで入れてみたが、英語しかないし)

傷の総量

Eltharion・・・8
Uthralle・・・6
Enlightner・・・5
Loreseeker・・・6
Cathallar・・・5
Wardens30体・・・30
Sentinels20体・・・20
Dawnriders10体・・・20

合計:100傷

セーブ値の分布

セーブ値3+・・・14
セーブ値4+・・・56
セーブ値5+・・・30

大体セーブ値平均大体4.2くらい

その他

複数編成ユニットを攻撃する際は、アビリティで大体Hit-1になる
 →ほぼ常時発動

考察

比べてみると、セーブ値こそルミナスよりもデーモン側のほうがやや悪いが、傷総量で見ると、召喚分を入れると1.5倍(入れなくても1.3倍)ある。
また、今回の戦いは、ルミナス側のダメージ源は、Hit6+(呪文バフで5+)で発生する致命的ダメージが半分以上だった印象があるため、セーブ値よりも傷総量のほうが、体感として"硬い"という印象につながる傾向にあったのではないかと分析している。
コーンデーモン側としても、ダメージ源はブラッドレターのHit6+致命、スカーブランドの致命攻撃が結構なダメージ源になっていたため、セーブ値はそこまで影響しなかったように思う。

加護はお互いにほとんど使わず、Hit-1はお互いにほとんど影響範囲内だったから、これは相殺と考えて良さそう。

やはりそうなると、純粋な傷の総量の違いがそのまま、アーミー間の硬さの違いの印象になったのだろうと思う。

やっぱり

本当にコーンデーモンは硬かった
前回の対戦で使ったロスター同士の結論で言えば、実際にコーンデーモンは硬かった、ということが出来そうだ。
ただしこれは相対的な話だ。
恐らく今回使ったコーンデーモンの傷総量より多いロスターはほかにもごまんとあると思われる。
(知識として知ってる限りだと、スケイヴンのクランラットなどは傷1が20体で100pt・・・。ブラッドレターの傷効率の倍近い。非現実的だが、クランラットだけで2000ptを組んだら、合計400傷だ。考えただけでも恐ろしい。)

今後のロスターについて

今回の事を踏まえて、試してみたいのは以下の2パターンだ

できるだけ傷の総量を増やしたロスター

今回のロスターより傷の総量を増やすことは簡単だ。
ブラッドサースターやスカーブランドはポイント/傷単価が高めであり、これらをブラッドレターに変えることで、傷総量は簡単に増やせるだろう(召喚除いて、200傷くらいまではいけそう)

致命的ダメージが多いロスターが相手の場合、かなり有効に働くだろう。
弱点としては、セーブ値の低さ、攻撃力の低さだ。
高貫通高ダメージ、あるいは、低貫通攻撃回数多、のような通常攻撃をバンバン繰り出して来るアーミーには、数を一瞬で減らされて、反撃する機会もなかなか得られないじり貧になってしまいそうだ。

できるだけセーブ値が良いユニットを増やしたロスター

傷総量より、セーブ値が良いユニットをたくさん入れて、通常ダメージ(特に低貫通の物)からの耐性を高くしてみようという方向だ。
デーモンだと、今回は使っていないが、ブラッドクラッシャーがセーブ3+のバトルライン(スカルマスターがリーダー時のみ)なので、これを採用することで可能だ。
奇蹟や全力防御でセーブ値を+1することもできるので、2+まで届く。
貫通0にはほぼ無敵、貫通1でも相当数の攻撃に耐えるだろう。

また、モータル側では、マイティスカルクラッシャーというユニット(ブラッドクラッシャーにのっているのが、ブラッドレターではなく、モータルの騎士になったユニットだ)が、なんと驚異のセーブ値2+。
呪文に対する加護5+も持っているため、かなりカチカチに見える。
奇蹟や全力防御も合わせれば、ちょっと強めのバトルラインクラスからの攻撃ですら、まず通らないだろう。

いい点としては、やはり通常攻撃だ多めのアーミーには、かなりの時間耐えていられる、致命的ダメージ源が少ないあロスター相手なら、一方的に勝つことすら可能なことだろう。
弱点としては、やはり致命的ダメージだ。セーブ値の良いユニットは、ポイント/傷単価としては高いユニットが多いので、セーブ値が意味をなさない攻撃である、致命的ダメージを受ければ受けるほど、損をしていくことになる。

最後に

以上、ざっくりと考察してみた。
AoSは、その他の、まだ見ぬ方法でも耐久力をカバーできる陣営が沢山ありそうなので、今から対戦が楽しみでしようがない。
(ありそうなのでも、蘇生、召喚、全体加護、回復、貫通無効・・・いやぁ、すごいね。)

ロスターも色々考え甲斐がある。
さて、次はどんなロスターを組んでみようか・・・!!