歩き方を変えて見えたこと
私は明らかに混乱していた。
先生は、互いの認識を確認した上で、改めて私の思いを整理して下さった。
そうだ、私は社会復帰をずっと目指し続けていたのだ。
そして、とうとう私は私のためになるべく早く歩くのを止めた。びっこを引いて一歩ずつ歩いた。
繁華街も地元も同じペースで歩いた。
そしてその結果、私は可哀想な立場でも、可哀想な人間でもないということを思い知った。
私は私になるべく、必死で歩いた。
倒れそうになりながら、倒れてそのままあの世へ逝ってしまえたらとも思ったが、私は自宅へ帰り着いた。
こんちくしょう、なめんなよ、馬鹿にするな!!って思いながら、歩いていた。
これから私はもっと強くなりたい。
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