『怪物』を読んで

厳しいことをあえて言うが、これはあくまでも私見だ。
まず、映画を観に行くまでもないというのが第一の感想。カンヌ映画祭の脚本賞って、こういうのが選出されるのかというのが正直な感想。
それならば、『伏見校長』目線の章も独立してほしかった。
そして、最終的に何をテーマにしたかったのか各々の目線で書かれているから、わかりにくいし、全体的に下に書くような社会的なテーマを詰め込み過ぎて、ぼやけた作品に見えた。
確かに、現代の課題とも言うべき、学校のいじめ、教員のパワハラ、虐待、までは何とか理解できたが、クィアもテーマにする必要があったのか、(実際は賞までもらっているが…)甚だ疑問しか残らなかった。

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