聴神経腫瘍のお話⑧
私はアルコールアレルギー。注射の時の消毒とか、めっちゃ赤くなる。症状が出始めたのは産後かなあ・・・。手術入院で万が一のことがあってはならないと、ベッドのサイドテーブルに「アルコール厳禁」と書かれた張り紙をされたのがすごく記憶にあるw皮膚について赤くなるということは、当然飲酒も✖。でも、元々弱いタイプだったので、飲むとすぐ赤くなり、呼吸がし辛かったり気持ち悪くなったりしてた(;^ω^)飲めなくてもまあ、問題ないけれど、基礎化粧品を選ぶときだけ要注意かな。ちなみに私が入院しているのは脳神経外科。てんかんとかもやもや病の患者さんとかと一緒にいる。今回聴神経腫瘍で入院していたのは私だけだった。病棟はほぼ満室だった。
2/17 余りよく寝られないまま、朝を迎えた。もうこの時点で次男の授乳のことは諦めがついたというより、ここでようやく、自分の身の上に起こっていることに真正面から向き合えたという感じ。そういえば、検査入院の時、お向かいにいた方が「カテーテルは、全身麻酔でしてほしい。」みたいなことを看護師さんに切々と訴えていた。その時は何の気なしに聞いていたが、この日、私もその気持ちを身をもって知ることになる。
早朝から絶食。検温やら問診やらの後、導尿される。これは何度やっても気持ちいいものではない。違和感ありあり(-_-;)9時よりカテーテル検査。右鼠径部から針を入れる。ドクター2人と看護師さん何人かいたっけな???「何かあったら、すぐ教えてくださいね~」と言われ、局所麻酔を打たれる。ちくっとした痛みはあった。意識はちゃんとある。特に血管に管が通って行っているという感覚はなかった。脳内の血管の写真を撮ること4回(だと思う)のうち、後半の2回は造影剤を入れての撮影だった。
「造影剤を入れる時、一瞬火花が散ったみたいに見えますけど・・・。大丈夫ですからね~。」ドクターがモニターを見ながらおっしゃった。ハイと返事したものの、内心ドキドキし始めた。「入れますよ~。」(たぶん点滴から)
「バチッ!!!!!」・・・ドクターの言う通り、実際には見えないはずの火花というか稲妻みたいなのが目の前に飛んだ!!!!その衝撃たるや・・・。震えと吐き気と腹痛がきた・・・やばいパニック・・・もう1回するんやんな?・・・・無理~~~!!!怖いの無理~~~!!!
「何か気持ち悪くなってきたんですけど・・・」よく言った、私!でも我慢する選択はなかった。ここで訴えないと、下手したら、全部排出しちゃって自分の究極に醜い姿を人前にさらしてしまうことになる。
「じゃあ、ちょっと眠たくなるお薬入れますね~。」
すぐ(眠いというより)ぼ~~~~っとした感じになり、4回目、火花は見えたけど、さっきより衝撃の度合いは下がった。検査自体はおそらく20~30分くらいだったと思う。めちゃめちゃ怖かった。病室へ戻り、そのまま寝た。どちらにせよ、大腿部が固定されているので、動けず、導尿されたまま。午後、意識がはっきり戻ったところで、お向かいの人の言葉を思い出した。
・・・・・カテ舐めてた・・・お向かいさん、私も怖かったよ、めっちゃくちゃ(;´Д`)全身麻酔で寝てる間に終わってほしいよね、この検査。それか最初から、眠剤使ってくれたら良いのに・・・。夜は執刀医から手術の説明を受けた。何をどう聞いても、恐怖しか感じない文面を見ながら(後遺症のことがびっしり書いてある)帰りたいとそればっかり思ってた。
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