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これってフッた?フラれた?ちょっと残念なパワハラ男性とのお見合い体験


37歳で再婚予定が破談になり、少し心細さはあったもののメンヘラ男性とようやく別れられて正直ホッとした。

疲れをいやした後に、以前から行ってみたいと興味のあった結婚相談所に入って第一回目のお見合いをしてみた。

出会った印象

4歳上に41歳メーカー勤務年収400万円高卒、バツイチ168cmやせ型。
ふつうだけど顔立ちは整っている。
表情がなく少し暗い印象。

年収と学歴、表情がないのが気なる、だけど私も虚弱で稼げないから人の
ことを言えないかな、と思っていたら相手から交際のオファーがあり、断る理由もないので、とりあえずお付き合いしてみることにした。

彼は最初は緊張したような状態でも、なるべくリードするように頑張っていた。釣りが趣味で男らしい人なのだ、と思っていた。

①デート1回目

お見合いの一回目というとホテルのラウンジでお話するものだろうと

思っていたが、最初はファミレス、その後もB級グルメのみ、など安いお店しか行かなかった。

物足りなさもあったけど
「この人は結婚していたから、庶民的なんだろうな」とこだわらないことに
していた。 

②その後2ヵ月


暗い印象のあった人だったが、次第に笑顔が増えていた。

会社でも、雰囲気がかわった、明るくなったと周囲の人に言われるようになったらしい。

最初より緊張もほぐれているようだった。
少しすると、
映画を観に行っても「飲み物はスーパーで安いものを買おうよ」など
デート代を絞る傾向が増え、野外の飲食イベント(1人一個無料)で
繰り返し並んでお腹をいっぱいにしよう、安いお惣菜をランチにしよう
などと節約デートが増えた。

居酒屋やレストランにいくのはお金がかかるので、行ったことはない。

手作りしたり、食費を浮かせるため、試行錯誤していた。

私は主婦で、過激な節約生活を強いられていたので節約には慣れていたが、質素デートは現実的すぎて、あまり楽しいものではなく

「これが婚活の現実か…」

とため息をついては、そんなことを考える自分を責めていた。

彼は100万円くらいの借金があるらしく、それでデートが質素なのだろうと
思っていたが、趣味にはお金をかけているようで、ちょっとムッとした
私は「ケチ」と言ってしまった。

その言葉にカッドきた彼はバイクで転倒したらしい。
「お前がケチというせいでこうなったんだ」
と言い始め、それからはオマエ呼ばわりされるようになった。

ちなみに私は名前を呼び捨てにされるのやオマエと言われたことがなく
そういうのはキライで、呼び捨てはやめてくれと何度もお願いしたが
最後までオマエ呼ばわりだった。

慣れてくると彼は、不機嫌な態度を取ることが多くなり、私のたわいもない話に怒りをぶつけてくることもよくあった。

彼には離婚後、妻に引き取られた娘さんがおり、彼女を引き取りたいと泣くこともしばしあり、メンタルも不安定だった。

離婚後は酒漬けになっており、外食中に
お酒飲みたがることも多く、実はアルコール依存症ではないか?と疑ったこともある。ちなみにヘビースモーカーでもあった。

そんな彼を重く感じることが増えてきた。

③転機

私は自分からあまり電話をしないほうだった。珍しく用事があって電話をすると、取った瞬間ガチャンと切られ、そこで私はピンときた。

次に会ったときに

「誰かほかに付き合っている人、いる?」

と聞くと、案の定逢っている人がいて、この間の電話は彼女と話している最中だったという。

「なぜ、交際まもなく他の人と付き合うのか?」

と聞くと

「だって、オマエより1歳若かったから」という正直な答え。

その女性は36歳バツイチ子供ありだったので正直ちょっとがっかりしてしまった。

周りの浮気男性を見ていても、どんなステキな人と浮気したのだろうと思うけど、たいてい年齢だけは若いけど下品な人、とかすごく残念な人と浮気していて本妻のほうがよっぽどきれいなんだけど。。という場合が多い。


私は背が高め、ややスリムだったけど、彼女は背は高くなくふくよかで
「オマエが背が高くなきゃ良かったんだけどな…」とがっかりしたような、失礼なため息をついていた。

婚活中は浮気をしても、なんの問題もないものだと思うし、言ってみれば、何人と同時に交際をしても法的に咎められないと今は思う。

でも、私はプライドが高かったせいかそこで「浮気の前科一犯+失礼発言」認定をした。

そして一度、別れて、少ししてすぐに復縁しました。

ただ、しばらくして

彼から電話があり

「自分はオマエのことはすごく気に入ったんだけど、こんな人に出会えるんだったら、もっと相談所で色んな人に会ってみたいって、思うようになったから、相談所にはいったん別れましたと報告して、
もしいい人が居なかったらオマエのところに戻るということにしたい」

と言われ、精神的についていけなくなった私はOK。

④決意

心の中では永久にさよならだな、戻ってきても相手にしない、
と心に決め、その旨、担当の方にお話して、次の人を紹介して
もらうことにしました。

次のお見合いでイイ人に出会えた私は、すっかり気を取り直し、彼のことはどうでもよくなった。

彼のお見合いのほうは、というと私とは異次元に質が悪いことに驚いて速攻で結婚相談所を退会した、と報告して来る始末だった。

彼のパワハラにすっかり疲れていた私は、相手にすることなく、次々に出会っていた。

しばらくすると連絡があり

「大腸がんが見つかって入院する予定」とのことで、病院を聞くと
それは教えられないという返事。

まぁ関係もないことだし、幸い病院も教えないしお見舞いに行く義理なし、と判断した。すると退院後

「オマエは見舞いにも来なかったじゃないか」と責めるので、入院先を教えられていない、と当たり前のことを言うと

「職場の上司は何軒も病院を調べて見舞いにきた、オマエもそうすべきだ」という。

彼のパワハラで、ただでさえも疲れやすい私はカサンドラ症候群になってしまい、速攻そこでおしまいにして休養期間に入るのでした。

⑤反省点と回想

思えば「背が高くなければな…」とため息をつかれたところで見切りをつけるべきだったと思う。

男性は見た目がドストライクじゃないと結婚したがらない生き物。

確かに高身長は女性にはうらやましがられることはあっても男性からは好き嫌いが分かれる。

日本人男性は身長は低めの女性が好みがほとんどなので

「見た目でひっかかっている」ことを早く気付くべきだったな、と回想するこの頃。

そして、違和感を感じたらがまんせずにただちに距離を置くことをお勧めする。

パワハラに巻き込まれるとそこから抜け出すのが難しくなるし、メンタルを崩すから。

そして

こんなことを書くと怒られそうなのだけど

バツイチ男性は結婚しやすい、とかモテるとか聞くことがある。一度結婚したことでかえってハクがつく、みたいな。

もちろん、そういう人は独身男性にはない魅力もあったりしてバツ男性にハマる女子も多い。

でも、

バツイチ男性の場合、なぜバツがついたのかよく観察することも必要だと思う。

小さい子供がいて、妻にとっても離婚は不利なはずなのに何か理由があって、三行半を突きつけているのはなぜなのか?

浮気癖があるのか、パワハラ傾向があるのか、借金癖か? 

妻の悪口ばっかり言っているのか、離婚からちゃんと学んでいるか?

そこを自分の目でしっかり確認するまでは、カンタンに好きにならないように気をつけた方がいいと思う。

また同じことを繰り返す可能性があるからね。


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