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リーダーの必須能力!想いを伝える「声と話し方」

こんにちは!フリーキャスター&スピーチコーチの成田万寿美です。
「伝わる声と話し方」について月一シリーズでご紹介しています。

第一回目は、「プレゼンテーションとスピーチの違い」についてお伝えしました。
聴き手の心を掴む「スピーチの力」をご理解いただけたでしょうか。

新型コロナウイルス感染症(COVIT-19)の拡散にともなって、短期間に私たちの働き方も生活も価値観までも一変しました。否応なしに、意識と行動の変革が求められますね。
私自身も、4月から契約予定の対面スピーチコンサルが全て中止になり、可能な限りオンライン・トレーニングに切り替えました。

それでも、中には、「オンラインレッスン」に抵抗感のある経営者さんも少なくありません。時代の急激な変化を考えると、このピンチをチャンスと捉え、いち早く新たなシステムを取り入れることに耳を傾けてシフトチェンジして欲しいと願っています。

私は、10年以上前から「オンライン笑声(R)レッスン」を実施していますが、実は、オンラインレッスンには対面にはないメリットがあることがわかりました。

例えば・・・
1 全国・海外どこからでもレッスンを受けることができる。
2 時間を無駄なく有効に使える。
3  一対一の対面で向き合うより緊張感が少ない。
4  最近のシステムは音声・画像が高性能。
5  自身の声をスピーカで客観的に聴くことができる。
6  自身の話す表情・聴く表情を画面で見ながらレッスンできる 等

いかがでしょうか?
オンラインなら、好きな場所(自宅やオフィス)でリラックスして集中する事が出来ます。今後益々、他社とのテレビ会議やプレゼンテーション、病院のオンライン診療も増えてくるでしょう。パソコン画面などでのプレゼンスを身につけておくことは、印象や存在感に大きな差がつくでしょう。

そこで、第二回は、「想いの伝わる声」についてお伝えします。

なぜ、故スティーブ・ジョブスやオバマ前大統領のスピーチは、あれほど聴衆の心を掴んだのでしょうか?彼らなりの哲学があり、使う言葉が印象的・・・と言うことはもちろんですが、実は人の感性に訴える要素として、彼らの「声の魅力」を見過ごすことはできません。

また、ビル・クリントンアメリカ元大統領は、卓越したスピーチ能力で大統領に選ばれたといわれています。特に、女性スキャンダルで窮地に立たされた時、国民に向けたテレビ
演説では、その能力を最大限に発揮しました。
それは、一人ひとりに語りかける声の使い方と間の取り方です。


本来、「声」そのものに良し悪しはありません

では、彼らの声が、元々特別な「良い声」なのでしょうか?
いえいえ!決してそうではありません。本来、良い声・悪い声なんてありません。
大切なことは声の表現です。「声の表現方法」を知れば、誰もが持って生まれた自分の声で人を惹きつけることができます。経営者やリーダにとって「魅力的な声」を身に付けることは、今や必須の能力です。

「伝わる声」=「笑声(R)」で語りかけ、想いをしっかり伝えることで、社員や部下の心を掴み、モチベーションを上げることもできるでしょう。人は、「心が動いて初めて、行動しようと思える」生き物なのです。

【声が変われば、人生の可能性が広がる】

あなたは自分の声が好きですか?日本人の多くが、自分の声について「コンプレックスがある」「自信がない」と感じています。

かつての私も、そうでした。
でも・・自己啓発のつもりで、会社員をしながら通ったボイストレーニングで、自分自身がどんどん変わっていきました。ボイストレーニングをするうちに、声だけでなく、姿勢が変わり、表情が豊かになり、気持ちも前向きになりました。

自分の声を最もたくさん聴いているのは、自分自身です!
声が、自分の気持ちを変え、人の印象を変えると、良き出会いを引き寄せ、人生そのものが変わり始めました。まさか!ニュース番組のメインキャスターになるなんて、当時は想像もできませんでした!

声が変われば、人生の可能性が広がる!」と確信しました。

【なぜ、声が変われば可能性が広がるのでしょう?】

見た目や、言葉から伝わる情報は、「頭」で理解しますが、声はダイレクトに感性に伝わり、「心」で受け止めます。
 
「あの人といると、心地いいよね~」
 「なんだか、信頼出来そう~」
 「誠実そうな人よね~」

と感覚で受け取る印象は、「言葉」より「声」によるものが大きいと言われています。

人は誰でも、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションを交わすための”高感度センサー”を持っています。見た目や言葉は、取り繕うことが出来ますが、声は嘘をつけません。想いが声に乗って相手に伝わります。

そして、年齢を重ねるほどに、自分自身で培ってきた内面の魅力が声に滲みます。そんな人の周りには、自然に人が集まり、人から良い情報がもたらされるでしょう。

声は、目に見えない”引き寄せの力”を持っています。コミュニケーションが、きっと、もっと楽しくなるでしょう。

【影響力あるリーダーの声<5箇条>】

1、ナチュラルボイスで話す
声の魅力は「地声」にあります。持って生まれた自分の声で話しましょう。
2、喉を開いて発声
響きのある声、リラックスした声は、聴き手を安心させ信頼感が生まれます。
3、語尾を明確に発声する
音から力強さ・自信が伝わります。
4、声をマーキングする
大きさ・トーン・スピードを変えて、言葉を強調します。
5、間を取る
聴き手には言葉を理解する「間」が必要です。想いが伝わる瞬間でもあります。

次回は、リーダーの「声のマネジメント」について具体的な方法をお伝えします。

成田万寿美


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