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アイスランド⑤Day2 Fimmvörðuháls&Laugavegur trail

トレッキング2日目
8/24 Baldvinsskali hut → Þórsmörk


この日を忘れない

ワぁーーーーーーーっ!!!!!!!!!
と気が狂ったように腹の底から叫びたくなる。

仲間と一緒だったので冷静だったけど物凄い景色やった。私はこの景色を正確に形容する言葉を知らない。

夜明け前、暴風の音は止まなかったけど外に出ると風は弱まっていた。昨日に比べるとそよ風。
というわけで、ヘッデン(ヘッドライト)点けて出発。行ったことはないけど火星のような黒い大地に霜柱が立っている。前を歩いていたのんちゃんの足跡が、足が離れた途端に氷になる。アナ雪みたいや!火星の道のアップダウンを越えて、登って行くと景色が広がった。左に見えるのは1番高い山だろう。そちらではなく右側の溶岩の黒いごつごつ道を進む。行ったことないけどまるで月面みたいだ。

そしてそこを越えると少し下りになり、氷河がある後ろ側から太陽が昇り始めた。この日から晴れが続いた。
手前の苔の渓谷やテーブルマウンテンのような大地の向こうの遥か遠いところまでくっきり見え始める。

こんな景色は今まで生きてきて見たことがない!
すごい!!!!!!360度、想像を超えていた。
写真や動画では1%も伝わらないと思う。

人間や身近な生き物のカケラを見つけられない。
鳥さえもいない。地球という惑星が創り出した最初の大地のようだ。

登山のエキスパートの貫田さんがラジオで語っていた。エベレストのデスゾーンに入った時に太陽が昇り初めて、何回登っても感動するらしい。人とは関係のない365日繰り返される地球の営みに涙が出ると語っていた。

100年にも満たない儚い人間の生命ではあるけど、文明の利器の飛行機と私の足がここに連れてきてくれた。帰国後も胸の中にうずいていたものを言葉で少しここに出すことができた。

驚くことに、この日のようなびっくり風景がこの後もあの手この手で表情をコロコロ変えて続いて行くのです。


火星のような
行ったことないけど
夜明け前
巨大な氷河の向こうに太陽が昇り始める




テーブルマウンテンの上

その後、一気に風景は変わり、木やお花畑が現れ、人のニオイのする下界へ。

Fimmvörðuháls trailを歩き終えた。この日はhut飛ばしは諦めて、ソルモスクのキャンプサイトでのんびり過ごすことになった。氷河を見ながらお昼寝だ!
ショートコースは1時間くらいとインフォメーションで教えてもらったお散歩のtrailも忘れずに!(3時間かかりました)

ソルモスクの移動橋
今日のお宿
氷河を見ながらのんびり
お散歩trailも素晴らしかったです


明日から歩くLaugavegurが遠くに見える
リーダーの黒羊がヒュイっと鳴いて退散
不思議な植物ばかり

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