10.暗号資産界隈で横行しているスキャム被害：私のラグプル被害実体験と対策方法
近年、暗号資産業界ではラグプル（Rug Pull）というスキャム被害が増加しています。
ラグプルとは、暗号資産プロジェクトの開発者や運営者が投資家の資金を集めた後、突然プロジェクトを放棄し、全ての資金を持ち逃げする詐欺行為を指します。
この被害は急増しており、多くの投資家が大きな損失を被っています。
私もその一人であり、以下に私の体験と対策方法を共有します。
私のラグプル被害実体験
2021年初頭、新たに登場した暗号資産NFTプロジェクトに投資しました。
このプロジェクトは、成功を収めた他のDAO（コミュニティ）プロジェクトを模倣し、革新的なリベース機構を用いて投資家に高いリターンを約束していました。
しかし、プロジェクトの開発者が突然姿を消し、公式サイトやソーシャルメディアアカウントもすべて削除されました 。
その後、DAOの全資金が新しいウォレットに移され、その後Tornado CashやRailgunといったミキサーアプリ（送金者が誰かわからなくなるプログラム）を使って資金が洗浄されました 。
私の投資は完全に失われ、他の投資家も同様に大きな被害を受けました。
ラグプルの特徴と見分け方
ラグプルには「ソフトラグプル」と「ハードラグプル」の二種類があります 。
ソフトラグプル
チームメンバーが大量のトークンを売却し、プロジェクトの価値が徐々に下がる。
プロジェクトの目標やロードマップが達成されない。
ハードラグプル
開発者が突然プロジェクトを放棄し、全ての資金を持ち逃げする。
流動性プールが完全に引き上げられ、トークンが無価値になる。
ラグプル被害の防止策
徹底したリサーチ
プロジェクトの背景、開発チームの実績、ホワイトペーパー、ロードマップを確認する。
チームメンバーの匿名性や透明性の欠如には注意を払う。
公式TelegramやDiscordでの開発者の活動状況を監視する。
開発者がコミュニケーションを途絶えさせた場合は注意が必要。
流動性のロック
流動性プールがロックされているか確認する。
これは流動性が突然引き上げられるリスクを減らす。
分散投資
一つのプロジェクトに全ての資金を投じるのではなく、複数のプロジェクトに分散投資を行う。
警戒心を持つ
高すぎるリターンを約束するプロジェクトや、過度なマーケティングに対しては慎重になる。
プロジェクトの初期段階や過度なハイプには注意し、冷静に判断する。
終わりに
暗号資産投資は非常に魅力的である一方、非常に高いリスクも伴います。
私の経験から学んだ教訓を活かして、皆さんもリサーチとリスク管理を徹底し、安全な投資活動を心掛けてください。
ラグプル被害に遭った場合、速やかに報告し、他の投資家が同様の被害に遭わないようにすることも重要です。
ラグプル被害は避けることが可能です。正しい情報と警戒心を持って、暗号資産の世界での安全な投資を目指しましょう。
最後に番宣です👇
これまで、飽きっぽく何も続かなかった Moonですが、ビットコインの存在を知った2017年、 『金融革命が起きるぞ！』と本気で感じたのを今でも鮮明に覚えています。
これまで数多のスキャム被害にも遭って、資金ロストさせてます。
ただ、トライアンドエラーは誰よりもしてきました。
クリプト界隈で必要な新しい価値観やフレーズを、少しずつ海外のブログ等を翻訳しては読み漁り、冷汗をかきながら理解してきました。
今度は、私が周りに教えていくフェーズだと思ってます。
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