神様とのおしゃべり

この文章は、神様とお話したことをちょっとずつ綴っていく物語、エッセイです。

「あなたにとって、理想の未来ってなんですか?」そんなことを思い浮かべながら、読んでもらえたら嬉しいです。それでは、どうぞ。

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これから、あなたが進んでいく道は、二通り有るわ。いい?

ひとつは、あなたの人生を通じて、他の誰かを幸せにしていく道。もう一つの道は、ほかの誰かよりも、自分の幸せを優先する道。どちらの道に行っても、あなたの人生だから、問題無しよ。

どうしてもということなら、予め、この先の道をあなたに見せてあげることも出来るわ。見たいかしら?

どう?

見たいです。

ええ良いわ。では、あなたの人生を通じて、他の誰かを幸せにしていく道から。もうひとつの道に行くよりも、こっちの道は豊かな経験がたくさんできるわ。

それと比べて、もうひとつの道は、あまり豊かな経験が出来ないわ。どうしてかと言うと、自分の欲を満たす人生を歩んでいくと、その人生を満たすことだけに精一杯になって、他人のことに気が回らなくなるの。

だから、他人を見なくなって、いつしか、自分のことしか考えない、小さい人間になっていく。

それに比べて、他人を幸せにする人生を歩んで行くと、あなたの人生を歩むことよりも、他人の幸せを一生懸命に願って、向き合おうとするから、視野が広くなるの。

そのおかげで、顔が上を向くし、より多くの人を見て、意識を他人に向けることができるわ。そして、多くの人と繋がりができるし、多くの人に感謝される。そうすることによって、多くの人が、あなたの力を借りたいと思ってくれる。

その結果、多くの人を通じて、お金も、愛情も、人脈も、チャンスももたらされるようになる。そんな未来になっていくの。理想の未来を描いて生きていきたいと思うなら、他人を大切にして、他人と向き合う人生を選ぶ必要があると思っておくといいわ。

ただ、他人を大切にする時に忘れてはならないことは、他人を大切にするのと同じくらい、それ以上に自分を大切にするということ。

そのことを忘れると、他人に振り回される人生で終わる可能性が高いの。
だから、他人の人生を生きることになってしまう。

それでは、本末転倒で自分の人生を生きることにはならないの。だから、他人の人生をよく見て、寄り添いながらも、自分の人生を生きるというスタンスだけはブラさないようにしていく必要があるの。

その時に、ブラさないようにするために、持っておくべき大切な土台が使命なの。

使命が明確になっていれば、あなたがいついかなる時であっても、その使命に立ち戻って、どうしてこれをしているのか?どうなることが自分にとって大事なのか?どうすることが他人にとって大切なのか?そういうことが、改めて確認できるの。

そうすることで、あなたの今やっていることを大切なことだと思い直すこともできるし、あなたの今やっていることを辞めるよう取捨選択することもできる。
それが、人生を生きていく上で、とても大切なことなの。

だから、あなたの使命を明確にしておくことをせずに、他人のために頑張るとか、自分のために頑張るとか、そういったことを考えても、危険な状態になってしまう可能性があるわ。

そのことを忘れずに、覚えておくといいと思うわ。これは、あなたに限らずに、万人に当てはまることだから、今日はこのお話をさせてもらったの。

よく肝に銘じておいてほしいの。ちなみに、このお話を聞いて、あなたはどう思った?

そんな話は聞いたことがある。もう知っている…って、感じた?

では、こんな話はどう?ある高名な僧侶がいたの。その僧侶は…(つづく)

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