大切な人へ「渡さない手紙」を書いた
スタイルメイカー安堂むうです。
最近あるワークの一環で手紙を書いた。
その気づきを共有したいと思う。
書く相手は
皆さんは誰を思い浮かべるだろうか。
私は
⚫︎最後、ありがとうと伝えられなかった祖父
⚫︎お世話になったのに、私から疎遠にしてしまった恩師
⚫︎傷つけてしまった友人
が浮かんだ。
でもなんか書き進められなかった。
しばらくして思い浮かんだ相手は
<母>だった。
あー、こっちだと、納得感があった。
期日が明日に迫っている。
「さて、書くか。」
重い腰を上げ、用紙とペンをとった。
心の癒しの一つに手紙を書くというのがある。
20代の頃に母宛に書いたことを思い出す。
あの時は本当に母が大好きしかなくて、
感謝の言葉しか書かなかった気がする。
でも今書こうとして浮かんでくるのは
母への怒り、悲しみだ。
あの時のこと、母が言ったこと
許せない
悲しかった
その感情が手から伝わってくる。
書けない。
しばらく止まっていた。
そして冷静になる。
この手紙は実際に渡すわけではない。
でも母に渡す前提で書く。
そのことを思い出し
母に語るように。私は書き始めた。
元気?という言葉から
私の近況報告、そしてこの数年心理学を学び、
パートナーや仲間と出会えて幸せだと書いた。
私は、母から愛されていないと思い込み
幼い頃から生まれてきたことに
疑問を持っていた。
なぜ生まれたのか。
愛さないなら、なぜ産んだのか。
「自分のことは一生分からない」
そう母に言われ、
自分のことは分からないし、
理解することはないのだと
自分の本当を諦めたこともあった。
でも今、私は幸せと言える。
生きる喜びを感じることができる。
幸せなんて感じたことがなかった私が
この数年でそう言える。
凄いことだ。
そして、
「産んでくれてありがとう」という感謝と
母にも自分を生きて欲しいと願った。
その気持ちを書いた。
涙が溢れた。
あんなに憎んでいた母へ
結果的に感謝と、願いを書くことができた。
私のなにかが癒された。
直接伝えるのはまだ難しい気もするが
もうすぐ私の誕生日。
今なら、心から素直に
「産んでくれてありがとう」と言えるだろう。
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