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生きる理由

ふたたび目が覚めたのは夜中だった。吐き気が酷く寝てもすぐ目が覚めた。吐き気でスマホの画面を見ることすら出来ない。常に横を向いて必死に耐えた。死んだ方がマシだったと思った。

2日何も食べられず空腹で胃が痛くなり吐き気が増した。医者に食べたいと必死にお願いして、入院して2日目の夜にご飯が出た。

幸せだった。心の底から生きていてよかったと思った。数口食べて無理になり結局全て吐いた。それでも幸せだった。心の底から幸せだと感じていた。

それから数日経ちだいぶ吐き気も落ち着いた。それでもICUから出れず、点滴と心電図が外れない日々が続いた。

入院していると時間だけはある。だんだん私は病んでいった。死に損なったことを後悔した。なぜ死ねなかったのか。なぜ大阪駅に向かったのか。なぜ薬に逃げてすぐ飛び降りようとしなかったのか。

そしてあの子は死ななかった私を許してくれるのか。

消えると約束して消えなかったことを申し訳なく思って消えたくて仕方なかった。しかし、助けてくれた医療従事者の方たちにも申し訳なかった。色んな感情でぐちゃぐちゃだった。死のうとした人間が助かってしまったこと、生かしてもらったのに死にたいと思ってしまっていること、こんな人間がまだ生きているということ、色んなことが申し訳なかった。

そして私は退院したら今度こそそのまま飛び降りて死ぬと覚悟を決めた。もう嫌だった。こんな感情に向き合うのも、誰かを気にして生きていくのも。全て嫌だった。

しかし、そんな私の考えを変えてくれたのがTwitterの人達だった。

つづく( ´•ᴗ•ก)
(日付が追いつくまではこういう感じでいきます!)

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