他店とわが店とを比較し、その調査結果を、経営戦略と技術との改善と改革に活用する #429
陳列や商略よりも、商品やオペレーションに注目してや。
「あの店は、いつ行っても空いている。そやからダメな店」
これは間違いやで。
お客が買物をする流れがスムーズやったら、その店は空いているように見えるねん。
混雑した店より、お客にとっては買物がしやすいやん。
ほんで、店にとっては効率がええやんか。
混んでる店では、お客は「待つ」動作と「探す」動作に時間をとられてまうねん。
お客の望む「ショートタイムショッピング」に反することになって、混んでる店ほど客単価が低くなって運営コストも増えてまうねんで。
サイゼリアは120人満席やのに、たった4人で店内のオペレーションをやってるやん。
お客がテーブルを立ったら、食器を片付ける人は、まずテーブルの上で皿を重ねるねん。
次に、左脇にナイフやフォークなどの入ったカゴを挟むやんな。
左腕に皿を二枚のせて、それから別に皿を2枚左手でつかむねん。
最後に右手でグラス類をバッとつかんで持ち上げて、全部を一人で下げてくやん。
ほんで、別の人がテーブルをサーっと拭くねん。
1分後には片づいて、お客がそのテーブルに着くやんか。
これと同じオペレーションが滞りなく繰り返されていくねん。
動作と手順が標準化されているから、結果が標準化されてるねんで。
こんな優れたオペレーションこそストア・コンパリゾンで見て欲しいねん。
ストア・コンパリゾンの意義は、自分の常識では出来ないとあきらめてたことが堂々と実現されているのを、目の当たりにして「同じことをやれば自分たちにも出来る」と思えることやねん。
そのためには、近所の店を見るだけではあかんで。
全国レベル、世界レベルのモデルを探して見に行ってや。
同業やわが社と関係ある商売をしている店だけを見に行くのも、大きな間違いやねん。
「そんなにいい数字をあげている店があるのか」って思うたら、その店を見に行けばええねんで。
見に行ったら、自分の店と、売り方や運営の仕方が、何から何まで違って「方法」が異なることが分かるねんから。
その結果が経営効率の数値の違いになって表れて来るねんで。
学び続ける姿勢を続けてたら、「自分は天才だ」って言うとんでもない自信過剰に陥ることが防げるねん。
ちょっとぐらい成功したからといって絶対に自惚れてはあかんで。
学び続けることによってのみ、過信を戒めることもできるねん。
学び方の量と質=学ぶ努力の仕方によって、確実に格差が表れるねんで。
正しい学び方をしてや。
良かったら友達になって帰ってや。
スキとかシェアしてくれたら嬉しいやんか。
ほなねー。
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