神様なんで!
神様なんで!
腺腫内癌(腺腫:ポリープ と癌が混在している状態の癌)とはいえ。
追加で治療の必要はなく、年1の内視鏡でOKとはいえ。
新たな病気について、受容ができつつあるのかな?
そんな風に感じていた矢先、母が「わが家の庭」みたいな場所で転倒し
そのまま10m滑落するという事故に遭う。
TIAの既往がある。
(一過性脳虚血発作:脳梗塞の1つ。
脳梗塞の発作が起きるけれど、完全に血管が塞がっていないので
血流が回復して。
血流が回復することで、脳梗塞の発作も消失する。そのまま脳梗塞になることもあるので
脳梗塞の前触れ的な病気と説明されることも)
抗血小板薬(いわゆる「血液さらさらのお薬」)を内服中。
(母の場合は、脳内の大きな動脈の1本が高度狭窄の状態で。
いつ大きな発作になるかわからないから、と
脳の血管のバイパス手術を受けています。)
という状態のひとが、10m滑落しているので
救急車を呼んで。
そこからさらに、ドクヘリを要請して
念には念を、の対応を取ってもらい。
診察の結果
地元で対応可、とのことで。
母はかかりつけの病院で、脳外科主治医から
診てもらうことになったけれど。
既往と内服と事故の状況から
いつ急変するかわからないし、覚悟しといて。
いつでも連絡が取れるようにしていて。
…と告げられて。
母、意識ははっきりしているのだけど
頭痛とめまいがかなり激しくて。
体動困難の状態で。
翌日になって
外傷性くも膜下出血と診断されて。
血圧コントロールが少し厳しくなった。
その後、しばらく安静の期間があって。
もう大丈夫、ということでリハビリが始まって。
左上肢に感覚障害と麻痺のある状態で
母は退院することになった。
自分<他人とか、優先順位があれれなひと
母の入院中、家事や家のことなどの一切が
わたしに降りかかることになった。
関係各所に連絡するにしても
視覚と聴覚から得られる情報が少なくて
判断力はあるけれど、情報不足を補う必要のある父にとって
それは少し難しいことで。
6年前の母の入院、手術時には
今より情報を得ることはできていたけれど。
医療に関しては
どこをどうすると、そうなる?
という、病状説明あるあるが頻発して。
本人も何をどう伝えたら良いのかわからない
という理解で、関係各所に報告するので
混乱しかない、という状況で。
わたし(元看護師)が母のきょうだいたちに話すのを聞いて
同じことをさも自分が理解しているかのように
自分の実家に説明する、ということがあったのだけど。
(これについては、医療職者としても家族としても
いろいろと言いたいことがあるけれど。
それはまた、別の機会に)
今回は最初から
わたしが連絡係になって。
関係各所に伝えることになり。
日常生活でも
6年前は寝たきりで車椅子ユーザーだったけれど
今は同世代の6~8割程度の活動ができる状態なので
家事もまた、わたしがすることになり。
母の入院道具の準備や補完、洗濯物の受け渡し。
退院後の生活を見据えた情報提供など
(このことについて、後程また書こうと思っています)
母のフォローをして。
自分のことについては、定期受診と
学習センターでの勉強会参加を続けていたり。
妹が来て、買い物をしてくれたり
作り置きのおかずを作ってくれたり。
母の次兄夫婦が食材を届けてくれたり
何かあったら言ってね、と声をかけてくれていたけれど。
わたしも治療とリハビリが必要な身なのに
なにやってるんだろう…
と、セルフケアやらセルフマネジメントやら
できていない自分にも気づいていて。
母のICが設定された、と聞いた
入院11日め。
わたしの中で、ずっと張り詰めていた糸が
ぷつん、と切れた。
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