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貼付剤で全身投与:ジクトルテープ
こんばんわ うしくんです。
今日は、「ジクトルテープ 75mg」についてです。
名前の由来:なし 残念・・・
1.患者
痛み止めのテープ剤です。(胸部、腹部、上腕部、背部、腰部又は大腿部なら:写真を見せながら)基本どこに貼っても大丈夫です。湿布ではないので、痛いところに貼る必要はないです。市販のロキソニンとは一緒に使用しても意味がなく、副作用だけが強く出る可能性があるので一緒には使用しないでください。痛みが強くどうしようもない場合は、医師の診察を受けた方がいいです。(麻薬の貼付剤・PCAポンプ・坐薬などある)
2.医師
初の貼付型のNSAIDsによるがん疼痛治療薬です。他のNSAIDsと一緒に使用することはできません。局所性ではなく、全身作用になります。通常容量は、1日1回1回2枚です。副作用は、内服と同じく胃障害、腎機能障害があります。3枚貼ったときに、内服ジクロフェナクの最大投与量(100mg)と同じくらいになります。メリットとしは、嚥下ができなくなった患者にも使用できる。介護者が管理しやすい点だと思います。
3.看護師
NSAIDsの貼付剤で全身作用があります。副作用時は、剥がして貰えば大丈夫です。0.5枚使用の場合は、半面貼付か切断して残薬(メーカーは非推奨だが)は破棄してください(光に不安定)。貼る部位は、(胸部、腹部、上腕部、背部、腰部又は大腿部なら)基本どこでもいいです。ただ、剥がし忘れには注意してください。同じ箇所にばかり貼るのはやめてください。
ジクトルテープ75mg:156.5円/枚
ジクロフェナクナトリウム経皮吸収型製剤
効能又は効果:各種がんにおける鎮痛
用法及び用量:1日1回、2枚を胸部、腹部、上腕部、背部、腰部又は大腿部に貼付し、1日(約24時間)毎に貼り替える。なお、症状や状態により1日3枚(ジクロフェナクナトリウムとして225mg)に増量できる。
作用機序:ジクロフェナクナトリウムはシクロオキシゲナーゼを阻害することから、プロスタグランジンの生合成抑制により鎮痛効果を示すと考えられる。
◯看護師によく聞かれる貼付剤について◯
①効果はどのくらい持続するの?
②切って使っていいの?
③どこに貼るの?
④剥がし忘れたけど、大丈夫?
⑤いつ貼ればいいの?
⑥AED、MRIの時剥がした方がいい?
⑦貼ったところ赤くなるけどどうすればいい?
⑧剥がれたんだけどまた貼ればいい?
⑨テープにマジックで文字を書いていい?