[漫画感想]スメルズ ライク グリーン スピリット
今日読んだのは永井三郎先生の実写化もされた、スメルズ ライク グリーンスピリットでした。これはBLに入れていいのか?BLと言うよりは昨今広がり、受け入れ始めた多様性を思春期の男の子達が迷い、苦しみ、受け入れまたは蓋をし、道をこじ開け、また閉ざして現実を進み始めるなんとも読み応えのある作品でした。
田舎の閉ざされた社会で、「普通」である事を無言で強要される、ストレスや反発は誰しも若い頃に経験したことがあると思うが、もういい歳になった私はこの漫画をとても愛おしい気持ちで、みんな幸せになればいいなあ、なんて青臭い気持ちで読んだ。
今現在中高生で、自分のセクシャリティーに悩んでる子がいたら是非読んで欲しいなあ。うちは娘しかいないけど、一時期「ママ、私バイかも」と言ってきた事があって、その時は(まあ女子中高生によくあるやつか)ぐらいに思ってたから、冗談半分でヤンキーだった彼女に「女子刑務所に行きゃあ、女しかいないんだからいいんじゃない?」娘「そっか!」と親子でギャハハと笑って終わったが、その後娘は色々彼氏を取っ替え引っ替えしてもガールフレンドを連れてきた事はなく、現在までストレートでいらっしゃるのでこのような問題にぶち当たる事もなかった。まったく思春期ってやつは。やれやれだぜ。