![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150188937/rectangle_large_type_2_53023e2303a7704b1582cf12a59a44bc.jpg?width=1200)
Photo by
show_ptt
56「詩」星を見る
最初に大きな爆発が起こりました
そこから原子が生まれ星が生まれました
星が生まれたその屑から人が生まれました
だから人は星の欠片なのです
今こうしている間に
空のずっと高いところには宇宙が
確かにある
何百光年離れた星から
長い時を隔てたこの手のひらに
ちゃんと光が届く
何千億という奇跡が重なわなければ
宇宙が誕生してから人は生まれていない
ひとりひとりが偶然の奇跡の重なりで出来ている
こうしている間に
どこかで人が人の命を奪っている
それでも
いつかみんなが仲良く出来る日はつくれる
と思う
何百光年離れた光が
ちゃんと自分の手のひらに届くように
その日はつくれる
目に見えない光を放ち
光を共に出来る
人は星の欠片として生まれてきたのです