ももたわんまんライブレポ-5
ももたワンマンライブレポート:その⑤
第一部の曲がすべて終わった後、ももた先生はトークショーへ移行すると思っている。
そこへ、もう一度、さっきかかった2曲目のイントロがかかって。
「いやいや、違いますよ」
ももた先生のその言葉のすぐあと、収史さんはステージへと歩を進めた。
そこから先は、ええ、客席で見ていたみなさんが一番ご存知。
驚いて飛び上がるももた先生を私は肉眼では見られなかったけれど。楽屋へ逃げていく姿に「やっぱり」と苦笑した。
「早く出てきなさい」って、まるで本当に美大尉さま・・・。
大歓声の中、「ほんもの?ほんもの?」と何度も確認するももた先生に収史さんも苦笑している。
お客さんの歓声ですっかりアイドルになっていた漫画家が、ただのヲタクにもどっていく・・・(笑)
逃げ隠れていた楽屋から「戻れ」と追い出されて、ステージ上に土下座するヲタク(笑)
逃げ惑い、戸惑い、疑い、びっくりしながらもiPhone片手にしっかり撮影することは忘れないヲタク(笑)
それにポーズを付けてくれる収史さん、マジ、神様・・・
興奮冷めやらぬももた先生を、とてもうまくリードしてくれて、収史さんはももた先生と一緒にケーキカットならぬ、蒲鉾カットをしてくださった。
ステージから収史さんが引けても、ももた先生は信じられないみたいで、何度も確かめていた。
着替えた収史さんが、客席に座った頃にやっとそれが現実と思えたのかな(笑)
とにかく、サプライズは大成功だった。
衣装を置いていったあちを君、ありがとう!
盛り上げてくださった観客の皆さん、ありがとうございます。
そして、ももた先生のために来てくださって、お祝いしてくださった収史さん、本当にありがとうございます。
中の人にお知らせしたら、あちを君はやはりわざと衣装を置いていったのだと言うことがわかった。
「あの衣装、置いていきますから、着てもらってください・・・・」と、帰り際に中の人に告げていったのだそうだ。やるな、あちを・・・!
こんなこと起きる?
誰もそれを想定しない。
口にもしてない。
みんながそれぞれ、頭の中だけで、胸の内だけで、「海軍士官の衣装、着てくれないかなあ・・・」と思っていただけなのに。
「まるで、衣装が呼んでいたみたいだった」と言うようなことを後で収史さんは話してくれたけど、想いは伝わるのだなあと、胸が熱くなりました・・・。
私ごとだけど、実は7年ほど前、それまでに約10年間続いた介護&看護の疲れから、心身ともにくたびれて、引きこもり寸前まで病んだことがある。
人と接することが怖くて、人混みが怖くて、会社にしか出かけていけなかった。
その時に見ていたNHK朝ドラ「マッサン」に出てきた、海軍士官役の収史さん。
この世にこんなかっこいい人いるんだと目が醒めるような気持ちだった。
その収史さんに会いに行きたいと湧き上がるような気持ちになった。
でも、なかなか出ていけなかった私をももた先生やおゆきが一緒に行くからと、いつも傍で支えてくれて。
勇気を振り絞って、あっちへこっちへと出かけていくようになって。
ライブやイベントに行っては、収史さん談義で盛り上がって、大いに笑い、楽しんできた。
時にはツライこともあって、ももた先生と場所も考えず一緒に泣いたり、グズグズと落ち込んだり、励まし合ったりしてきた。
今の私がここにいるのは、そんなももた先生やおゆき、一緒に遊んでくれた朝ドラクラスタのみなさん、アイドルヲタのみなさん、そして、収史さんのおかげだ。
そのももた先生の30周年記念。なんとしても成功させたい、先生のために協力したい。
そんな気持ちで、収史さんにもお話したし、中の人のサポートをしてきた。
結果、いろいろな人の思いが一つになって、イベントは大成功に終わった。本当に感謝しかない一日だったよ…。