340【アクティブ・ラーニング⑨】
素材を目の前の子どもの教材になるように学習課題をつくっていく・・・
行政が進める学力向上対策には、
・ノート指導
・学習規律
・チームで、、、
最近は、
・朝読書
・地域との連携
・校長のリーダーシップ
などが出てきたように思う。特に、前の3つを強烈に推し進める取り組みが多い。前任校は、小規模で全国平均を10ポイントも上回る成果を上げたらしい。私が転勤した翌年に。。。そしたら、相談もなしに、「ノート指導」と「学習規律」、「校長のリーダーシップを中心としたチーム職員だ!!」と新聞に投稿していた。
先生の前にいた学校ですよね!!
と何度も紹介された。新聞を取っていないので、見たとき、びっくりぽんやった。
ノート指導なんて、、したことねぇーーー。
チームで取り組んだ学習規律なんて、やってねぇえええ。
特に学力・学習調査は、4月に行うわけだから、たとえ私が転勤して一年間、こうした取り組みをしたとしても結果には反映していないはずである。新学期がはじまって、新しい職員と、、、むりっしょ。あれを読んだとき、、、きっと数年後、、、がっかりぽんになるだろうなぁと思った。でも、地域の教育力がとっても高いところだから、大丈夫かなとも感じている。がんばれ、がんばれ。
じゃぁ、何に一番力を入れたか?というと。。。
地域の素材を含めて、教科に至るまで、さまざまな素材をいかに子どもの教材となるように学習課題を設定するか?だから、教材づくりには、観点を設定したり、発達段階を考慮した学習課題の内容、認知を考慮した提示の仕方をかなり考えた。さらに、発表のさせ方には、ホワイトボードを用いて、いまでいうパフォーマンス評価を毎時間行った。これだけ、たったこれだけ。あとづけのように、家庭学習や宿題なども行ったけれど、いきなり家庭学習を行っても成果はなく、まず授業の取り組みがよくなってから、家庭学習の達成率も急激にあがっていった。
秋田県や青森県を見ると、ノート指導や学習規律ばかりに目がいくが、、、実際には、地域との協力な連携があるように思う。実際に、見に行ったわけではないので、確かなことは言えないけれど、、、
地域の素材の教材化、教科も社会とつながる教材化、ルーブリックによる多様な評価法、そうすることで足りなくなる時数の問題に対しては、福島県や札幌市のごく少数の先生が提案しているインタラクティブ・カリキュラム論を取り入れて・・・
こういうのは、前任校の実践を、心理学や教育学などの理論で一般化しただけ。ただ、それだけ。
行政が言う方向性と、、教育現場が言う方向性、、社会が見ている方向性、、、、経済界が求める結果、、、大きく乖離しているように思う。いっしょにいるのに、重なり合うのを拒絶しているような。。短絡的というか。。。今日は、ちょっと余談です。もう少し、整理して続きをまとめます。つ・づ・く・・・
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