222【仕事をはじめるきっかけ】
仕事や研修などを始めるきっかけの視点は3つあります。
・ 自発的 (より進歩したい)
・ 義務的 (職務命令)
・ 自然的 (なんとなく流れで)
いずれにせよ、続けていくためには、【辛さ】と【楽しさ】どちらも必要です。仕事も、趣味も、自発的な視点が大切になります。最近は、女性の生き方が大きく変わってきています。結婚や出産はゴールではなく、自分らしく生きるために、その後も仕事を続けたり、新しい研修や講座に参加したりして自分を磨き続けたいという人が増えています。退屈しない大人になりたいという夢をもつ人が増えてきていて、さらに夢で終わらせずに実現させているように思います。
自分らしく働き続けようとする女性は、他の人よりも突出した何かをもっていて、それを発揮しています。
「誰よりも自分の好きな分野について情報量が豊富である」
「信頼関係を大切にするために24時間レスポンスを大切にしている」
「自分だけの強みと弱みを知り尽くしている」
「自分の心が強く動かされることを決して諦めていない」
そういう傾向が共通してあるように思います。そして、評価軸が自分らしさであって、自分探しを続けています。いつ来るかもしれないチャンスを見逃さないように、心も体も元気な印象があって、凛としてあたたかい雰囲気を感じます。決して、誰かに寄りかかろうとせず、自分らしくあることを楽しんでいるので、慌ただしいことはあったとしても、忙しいとか、辛いとか、愚痴を言うことはありません。だって、自分で選んで道ですから、他を責めることはできないのです。
もし、仕事を始めようとか、社会のためになるように研修会をしたいとか考えているのならば、【辛さ】と【楽しさ】のバランスを両立できるものにしてほしいと思っています。
では、サラリーマンは?何かに所属していなければ、価値を高められないような仕事をしても、人生は退屈だと言う人もいます。実際には、お金が必要だから仕事をすることの方が多いでしょう。はじめはそうだとしても、働いていくうちに視野が広がり、新しい動機が見つけられることもあります。何より、保険など生活の保障が落ち着いてくること、生活できることは大切です。誰かを笑顔にできるということは、たったそれだけと思うかもしれませんが、役に立っているということで、そこに優越はありません。
働くことは生きること。そして生きることは働くこと。何かをはじめるきっかけは立派でなくてもいい。小さなことでも、興味や関心があるなら、はじめるべきです。
「本はね、誰かにすすめられて読むものではないんだ。本がきみを呼んでいる。手に取る本は、今のきみに必要なものなんだよ。」(映画「恋は雨上がりのように」で大泉洋さんが小松菜奈さんに図書館でおすすめの本について話すセリフ)仕事も同じだと思います。何かをはじめるきっかけは、いたるところに巡っています。見つけ上手になろう。