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教訓#1「ローマの休日」の真似をしてローマで髪を切るのは悪くないかもしれない

記念すべき一つ目の教訓は【「ローマの休日」の真似をしてローマで髪を切るのは悪くないかもしれない】です!
留学・就活・恋愛に関することを期待していた方ごめんなさい!
今回は私がいかに夢見がちな人間かということを知っていただければと思います

そうです、私は物心ついた時からディズニーに囲まれて育った夢見る乙女なのです
小さい頃はアリエルになろうと湯船で息をする練習をしていました(本気)
留学に行きたいと思うようになったのも旅をしたいと思うようになったのもこの夢見がちな性格に起因します
そんな子が大きくなるにつれて「ローマの休日」や「プラダを着た悪魔」、「ララランド」といった世代を超えて愛されるオシャンな映画が大好きになることも無理ありません

ローマに来た際も夢見がちな性格を忘れることはありませんでした
workawayの休みの合間を縫ってローマに来たため、服が全く無かったのにも関わらず、スカーフを首に巻いてそれっぽいシャツを着ることでなんとかアン女王らしさを演出していました
今思うとスカーフをヘアゴムで止めてるのダサすぎ笑

そしてむいは思いました
「アン女王みたいにローマの床屋で髪切りてえ!!!」
思い立ったが吉日
留学から半年が経ち、バレイヤージュがただのプリンとなった髪を引っ提げて床屋探しが始まりました
時刻は午前11時
早朝にサンマルコ大聖堂を訪れてからスペイン広場やトレビの泉に行くまでの間の時間で良さげな床屋を発見
おじいさんとおじさんがやっている小さな床屋さんをロックオンしました

「こんにちは、髪を切ってくれませんか?」
ローマとはいえ、だいぶ庶民的な店なのであまり英語も通じず今思えばどうやって会話をしていたかあまり覚えていないです
とりあえずなんでアジア人の観光客がこの店に?という不思議そうな2人の顔は覚えています
そしてわざわざスクリーンショットしたYouTubeを見せて「ローマの休日」の真似をしたいということを必死に説明
日本では誰でも知っている映画だったので、ローマの人なら全員知っているだろと思っていましたが、今思えば2人とも「ローマの休日」を知らなかったと思います
それなのによくこの茶番に付き合ってくれたなと今でも感謝しています

それだけでは気が済まないのが私です
髪を切る瞬間を動画に収めたいと熱弁します
そして髪を切る担当がおじいさん、動画を撮る担当がおじさん、アン女王が私で動画撮影がスタート

一発目じょきっといくおじいちゃん

だんだん楽しくなってきたおじさんカメラマンは、しまいにはエセ・アン女王に鏡を持たせ、床に散らばった髪の毛→エセ・アン女王→鏡の中のエセ・アン女王の順で撮るプロ級のテクニックを披露します

しかも鏡が可愛い

肝心の出来栄えはというと肩ラインというかなりリスキーな注文にも関わらず、かなり良さげな出来でした
秘訣はとにかくすいてもらうこと
日本人の友人が海外で同じ肩ラインで切った姿を見せてもらったのですが、海外にすくという感覚はあまりないのか毛先が爆発しかけていました
その友達は可愛いから許されるのですが、ザ日本人顔の私が同じ過ちを犯せばこけしになること間違いなし
そこでとにかくすいてくれと言いまくりました
おじいちゃんが披露してくれたすく技術は髪の毛をこれでもかと痛めつけるようなすき方で痛みに耐えながらでしたが、とりあえず毛量が少なくなって満足
海外で髪を切る方はすいてもらうことを強くお勧めします

そんなこんなで胸下まであった髪の毛は肩ラインですっきりしました
ロングが好きといっていたworkaway先の少年に「やっぱり短い方が好き」といってもらえたことやその後のバルカン旅でドライヤーが格段に楽になったことも考えるとローマで髪を切っておいて良かったと思います

でもこの長さが恋しくなる時もある

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