見出し画像

星はなぜ光るのか、センス・オブ・ワンダー【TFC参加者へ向けたメッセージ】

みなさんとの「出会い」は私にとって、想像以上でした。

みなさんの真っすぐな姿勢に、学びの吸収力に、率直な発言ができる姿に、この5日間で私自身が一番パワーをもらったんじゃないかと思います。

同時に、みなさんがモヤモヤし、一歩を踏み出せずにいたり、時には逃げてしまったりしている姿を見て、私自身、自分の弱さと対面させられました。

人って不思議。

波のように影響しあっているんだなあ。

私の中には、私が好きな私もいれば嫌いな私もいます。ぜんぶ私。そのことをみなさんが、改めて教えてくれました。

「あの人がそう言っているから」
「やれって言われたから」
「あいつの態度が気に食わない」

・・・ほんとうに?

「私はほんとうは、どう思うのか?」
ここを起点にしてしか、私自身のほんとうの人生は始まらないと思います。目の前の人や出来事に対して、私が感じているものの背景には、一体なにがあるのか。ひとつひとつ手に取って、たしかめていく人生を、私は歩みたいなあと思います。

考えることはめちゃくちゃ面倒くさいし、時には私の空っぽさに嫌気が差すこともあるでしょう。でも、そんな私でも仲間でいてくれる人がいる。一緒に笑ってくれたり、話をしてくれたり、話を聞いてくれたり、「ここが素敵だね」とほめてくれたり、「あなたならできるよ」と励ましてくれたり、時には一歩踏み込んで向き合ってくれたり、ただ隣にいてくれたり、近くにはいなくてもただ無事でいることを願ってくれていたり。

「私には仲間がいる」
そう思えるだけで、救われることがある。

裏返すと、私のちょっとした働きかけによって、救われる人がいるかもしれない。目に見える行動でもいいし、目に見えない願いでもいい。その時その時、私にできることをやっていきたいです。

「星はなぜ光るの?」
「誰かに見つけてほしいから光るんだよ」
(映画『海獣の子供』より)

みんな、誰かに見つけてほしいんじゃないか。ほんとうにみんながみんな。例外はきっといない。私を見つけてほしい。私に気づいてほしい。でもなかなか見つけてもらえない。だから、いろんな手段を用いて、アピールする。でもアピールするために頑張れば頑張るほど、そのまんまの私がどんなふうだったか、わからなくなってしまう。苦しい。でも苦しんでいる私は、たしかにここにいる。

What a wonderful world!(なんて驚きに満ちた世界なんだろう!)

今回出会った彼・彼女たちが、自分自身や関わる人に対して、あるいは、世界のあらゆるものに対して、不思議に思い、驚くことができる感性(センス・オブ・ワンダー)を持ち続けられますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?