全国の打楽器に関わる人や愛好家は見て!!!
映画『響け!情熱のムリダンガム』を見ました
(なおネタバレなし)
最初は他の人の感想を見たり、俳優オタクであるピーターが南インドの伝統楽器ムリダンガムの演奏者に出会うことで、音の世界にめり込んでいくというオタクなら共感できる話や2022年の「このパンフレットがすごい!」2位に選ばれたという言葉に惹かれて見に行った
ドラム好きやし音楽も楽しめるだろう
そんくらいの気持ちで
いやムリダンガムの音が多彩すぎん?!?!
私の知ってる太鼓って皮が貼ってある片面と縁を叩くのが一般的で叩き方やリズム、技術で個性を出すものである
音は突き刺すような鋭い音か、潰すような短く粒が小さい音など、スティックの叩き方などで音の幅や広がりを作り表現するものであって元々の音の質は変らない。
の、だが…
なんであんなコンガのような乾いた音や、弦のような響く音、鐘のような深い音、水の中で響くようなぼや〜んとした音…いや一つの楽器かあれ?!?!
奏者から見て右側は高く、左側が重く低い音を出しているんだろうと思うが、両面でこんなに変わるものなのかと驚かされた
何よりボディ?の所も叩くのが面白い
言葉通り全てを使って演奏をする楽器なのかと
ムリダンガムという楽器の面白さが凄かった…
あと作中で流れる曲が良い!!
1回しか見てないから間違ってるかもしれないけど、もしかして、全曲ムリダンガム使ってる…?となってます…それなら凄すぎでは…と震えてる…普通に曲もええのにこだわり見せられるともっと好きになっちゃうじゃんと…なるので…
またムリダンガムという楽器がなかなかに特殊なので社会派なストーリーなのも面白かった
神に奉納するインド伝統音楽、そう、宗教が絡みます。
これがピーターの行く手を阻むのだが、それがあるからこそ音楽が以下に自由であって良いかという強いメッセージにも繋がるのかなと感じた
また日本だからこそ受け入れやすいものなのではとも
もちろん文化を否定するものではない
映画を見た方でどのキャラに感情移入しましたか?
私はマニと師匠です。
マニさ〜〜〜〜〜不憫すぎるんよ〜〜〜〜〜〜いやめっちゃ敵キャラです、最低である。だが、ムリダンガムに魅入られた一人でもある。
師匠も50年ムリダンガムを演奏し続けた神として崇められてきたからこその苦悩やプライドを感じる、私はあの判断や助言が好きで、師匠のムリダンガムへの愛を感じた
音楽好き、音楽をやった事がある人、興味がある人は必ずヒットする筈
現在は上映してなく、4月後半に静岡、5月に福島、兵庫で上映されます!
地元の方、遠方の方は旅行がてらに是非見てほしい…!!!!
てか東京でまたやってくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あっ深谷シネマよかったです!
席も広くふかふかで、見やすく、スクリーンも思ったより大きかった!
音響のバランスもよかったのでまた行きたい。
何よりスタッフが優しかった…!!
深谷シネマは社会派やドキュメンタリー多めな印象を受けたので、好きな方は是非〜〜〜〜〜!!!!
ちなみに当日券のみで、映画が始まる前にしか購入出来ないので午前に買って観光してから夜に見るとかは出来ないので要注意です(早朝に行った奴…その説はすみませんでした)
ムリダンガムはいいぞ…
ぜひ映画館で見てピーターの演奏者としての成長や苦悩を見てほしい
音は全てに繋がっており無限に広がる
音を楽しんでくれ
追記
ふとムリダンガムの音の多様さは皮を3枚(山羊の皮、牛の皮、水牛の皮)使ってるからなのでは…?と思い始める
ドラムでは牛皮かプラスチック素材を使ってるので…
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