山のあなたのパートナー
誰と行くのか?
山へ行く時、どこへどうやって行くのかという問題と同じか、それ以上に重要な問題が「誰と」行くかである。
それはなにも山に限ったことではないのかもしれない。何がしかの行為あるいは体験が誰とそれを分かち合うかで大きく違ってくることはある。
現状ではソロの方もプライスレスなモーメントをシェアするなら、あの人となんていう幻想を抱くこともあるでしょう。
イケメンで、イケメンで、イケメンな人と行動を共にしたい!
わかるよ。わかる。
しかしだ。登山をする場合は少し様相が違うよに思う。安全で快適な登山をする為の望ましい相棒としては技術があり、体力があって、優しい人とゆう事になるのではないかと思う。
しかししかしだ。そんなヤツはいない。いてもオレとは行ってくれない。
結果として有象無象のヤカラと山行をともにする事になる。何故そのような事になるかといえば、オレ自身が有象無象のヤカラであるからに他ならない。
有象無象のヤカラとは、ただの人だ。
ただの人との山行がイヤなら、人でなしと行くよりない。と、いにしえの文豪もゆっている。
山の人でなしといえば、さしずめ山岳ガイドということになるだろうか?
卓抜したパワーとテクニック!
そして、ホスピタリティ!
そんなガイドはいねえよね?幻だ。
いたら、それこそ人でなしでしょうな。妖精ですよ。報酬は諸経費込みで、オシャレマンションの家賃くらいというところでしょうか?
現実的な道は、己のスキルとパワーを向上させながら、気があう人と登るということなんだろう。
なんだか、おいしい味噌汁を飲みたいなら、かつお節と昆布で丁寧に出汁をとれよみたいな結論だ。
もう少し、ケミカルな手取り早い解決方法があるような気がしている。そう、カツオ風味の何かのようなね。
令和元年なんだし。
注)文中、人でなしという表現は超人的という意味で使っています。また、カツオ風味の本だしもかなりお世話になっており、貶す意図は全くありません。