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03. どシロウトなのに最初から申し込まれた2つのポイント
起業の悩みっていろいろありますが、結局のところ、
どうしたら申し込まれるのか?
に、最終的に集約されますよね。
【ひとり起業のアンチョコ】
第3回目は、そこにズバリ切り込みましょう!
私は、まさか自分が起業するとは思ってもいませんでした。
だから起業や集客に関して、まったくの無知でした。
ですが、「お金をいただいてやる!」と決めてブログで宣言して、確か翌日にお申込みがありました。
まったく見ず知らずの人からです。
料金500円からのスタートでしたが、私は最初のひとりから、友人・知人ではなく、ブログを見たまったく知らない人がお客さまだったんですよね。
その後、結構すぐに料金は5000円にし、1万円台にするのも早かった。
でもぽつりぽつりではあるけれど、申し込みはありました。
私は、見える・聞こえる系の人ではありません。
なんの資格もありませんでした。
謙遜でもなんでもなく、ごく普通の会社員で、自分でお金を稼いだことなどまったく無し。
あらゆる意味でどシロウト。
「集客」という言葉すらアタマに無かった人が、どうして少ないながらも最初から申し込みがあったのか?
当時はわけもわからず無我夢中でやっていましたが、10年経った今、その理由を分析して、2つのポイントをあげることが出来ます。
まずひとつめ。
1.ブログを書いていた
あれ?
ふつうのこと過ぎて、がっかりしちゃいました?(笑)
もしかしたら、「毎日ブログを書いてるけど、申し込まれないんだけど…」と思ったかもしれません。
どういうことか、詳しく説明していきますね!
2012年5月に開設したアメブロの前に、会社員のころからプライベートでブログを書いていました。
いわゆる『日記ブログ』で、会社員としての自分と、スピリチュアル的なことに目覚めていくプライベートな自分と。その葛藤をあーたらこーたら綴っていました。
会社員を卒業し、やっと仕事としてやっていく決心がついて。
「お金をいただいてセッションをやります。私と話したい人、会いに来てください!」
とそのブログに書きました。
そしたら、お申し込みがあったんです。
言っときますが、アクセス数なんて100以下、ヘタすると2桁やっと、みたいなブログでした。
でも読んでくれている人が、わずかながらでもいたんですね。
申し込みがあって、何より自分が一番びっくりしました。
まさか申し込みがあるとは、正直、思っていませんでしたから。
とにかくまず言えることは、
■ オファーしなければ申し込みはない!
ものすごくあたりまえのことですが、あえて書きました。
意外に、発信していても、「やってます」「来てください」を言ってない人って多いんですよねぇ。
さて!
で、一番知りたいのは、
「そんな弱小ブログなのに、なぜ申し込まれたのか?」
ですよね。
10年経って起業コンサルをやってる私が、あのころの私を客観的に分析すると、その理由は、
■ 自分の考えをストレートに出していたから
ライティングのテクニックやセールスの知識なんて、ゼロ。
だから逆に、何も考えずに書けた。
自分の趣味で、自分のために書いているブログ。アクセスなどほとんどない。
だから人目を気にせず、好き勝手に書いていた。
とはいえ、単なる愚痴や感想ばかりの『日記』ではなく、
「私はこう思う」という意見や、「なぜそう思うのか」という思考の過程を書いていた。
だから刺さる人には刺さった。
そしてこれは起業初期だけじゃない。私が食っていけるレベルの起業を、ずっと続けられている理由でもあります。
常に「私はこう思う」を発信し続けた。
するとそれが、差別化になったんです。
差別化というのは、特別なスキルや奇抜なキャラを誇示することではありません。
自分の意見をはっきりと出すことです。
「現実に活かせないスピリチュアルなんか意味が無い!」
ずっと言い続けて来ました。
「ひとり起業に『数』は必要ない!」
起業コンサルとしても、ずっと言い続けています。
だから、相思相愛のお客さまに見つけてもらえるし、選んでもらえます。
「私はこう思う」に、正しいも正しくないもありません。
自信があるとか無いとかも関係ない。
だって、自分の意見ですから。
思う通りに書けばいいんです。
ただし、ここでひとつ注意!
これを、『個性を出す』と考えると難しくなります。
「自分には個性なんかありません」って、言いたくなるでしょ?(笑)
でも、「私はこう思う」ならば、どんな人にも必ずあるはずです。
たとえばあなたのいる業界、もうちょっとこうだったらいいのにな、と思うことありませんか?
世間で正しいと言われていることも、「うーん、なんか違うんだよなぁ」
そう思うことはありませんか?
それがあなたの意見。
自分の意見を発信することは、自分の価値感や世界観を表すことになり、ひいてはそれがブランディングにもなり、差別化になっていきます。
天才じゃない、凡人には凡人の戦い方があります(笑)
自分の意見・考えを、ブログで発信し続ける
これなら誰でも出来ますよね?
さて、次にいきましょう。
ぽつりぽつりでも、最初からブログからのお申込みがあった理由、2つめのポイントは、
2.図らずも「ターゲット設定」がしっかり出来ていたから
当時、「長文ブログは読まれない」と盛んに言われていました。
でも、どうがんばっても短く書けない。
なのでもう、「私のお客さまは長文ブログをちゃんと読んでくれる人」と開き直りました。
でもそれがよかったんです!
自分自身も含め、長文ブログを読むのが好きな人は確かにいる。
スピリチュアル業界、自己啓発業界に詳しいとは思えないコンサルさんたちの言うことよりも、自分の現場感覚を信じました。
あのころの私は、『ターゲット』なんていう言葉さえ知らなかったと思います。
でも、どんな人がセッションを受けるのか?
お客さまの姿は見えていました。
どんなことで、どんなふうに悩み、どうなりたいと思っているのか?
どんな行動をして、どんな日常を送っているのか?
何を求め、何につい引かれてしまうのか?
ぜーんぶ知ってます(笑)
だってそれは、少し前の自分だから。
「スピリチュアルにも詳しいですよ」と言うコンサルさんも、結構見かけますが。
こちとら当事者です(笑)
いろんなブログを読み漁り、セッションやセミナーも受けてきました。
だから自分を信じました。
どんなスゴイ人、エライ人の言うことでも、「それは本当かな?」「自分のお客さんに当てはまるのかな?」と。
とりあえず疑ってかかる自分の性格が、こんなところで役立ちました(笑)
情報には、一次情報・二次情報、さらには三次情報まであると言われます。
一次情報とは、自分が直接体験して得た情報。
二次情報は、一次情報を持っている人から得た情報。つまり自分が経験したのではなく、人から聞いたり、書いたものから得た情報です。
そして三次情報とは、情報源が不明の情報。今やネット上に、たくさんあふれていますよね?
なので、その人が語っているのは、一次情報なのか二次情報なのか。見極めることが重要です。間違っても、三次情報を信じないようにしましょう。
もしも今、思うように集客出来ていないのなら、
自分のお客さまは誰なのか?
まっさきに考えるべきは、ターゲット設定です。
ですが、ターゲットというと、
埼玉県在住。42歳。
夫は都内勤務。戸建てのマイホームに住む。
小学1年生の男の子と小学3年生の女の子を持つ専業主婦。
こんな答えが返ってくるのことが多いのですが。
こういう『データ』で考えても、ひとり起業では上手くいきません。
なぜなら、
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ひとり起業のアンチョコ
ごくふつうの人が、なんの知識もなく起業して、あたりまえに失敗して(笑) そこからどうやって「好きな仕事で食っていく」を10年以上続けられる…