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セラピーを受けるのは、救済ではなく探究の道
昨日は、あるボディサイコセラピーを受けに行ってきました。
「セラピーを受ける」と聞くと、「悩んでるの?」「苦しいの?」「大変なの?」と思うかもしれない。つまりは、「病んでるの?」と。
じっさい私自身、昔はそう思っていた。
だからどこか後ろめたいというのか、「病んでる人」だと思われたくないとか。ポジティブにはとらえてはいなかった。
そしていつか、「セッションを受ける」なんてことからは卒業できる日が来ることを目指して、あっちのセッション、こっちのセミナー...
「一瞬ですべてを変えてくれる魔法」を探し続けていた。
でもいつしか、やっと気づいた。
魔法なんてない。
そしてさらに気づいた。
悩みや苦しみ。
それが無くなることは無い。
1つ前の記事でも書いたが、
「一切皆苦」
ブッタの言うことは真実だと。
![](https://assets.st-note.com/img/1731385736-yEmabKeAqLY4lSDOIWP1UHTN.jpg?width=1200)
ブッタが説いたのは、一切皆苦のこの世界を生きる智慧。
極楽浄土や生まれ変わり。
そんなものは、後世、宗教としての仏教の中から生まれたもの。
目覚めた人、ブッタであるシッダールタは、いかにこの世界で生きていくのか、目覚めた眼で世界を見ることを教えたかったのだと、私は解釈している。来世の救済ではなく、いまを生きることを説いたのだと私は思う。
正しい眼で世界を見れば、生きることはこんなにも素晴らしく、こんなにも豊かであり、「苦」さえもまた素晴らしいギフトであると。
慈愛のまなざしで世界をながめ、「一切皆苦」と発したのではないだろうか。
少し話がそれた。
今の私にとって、セラピーを受けるということは、自分のメンテナンス。
クライアントのために、自分をいい状態に保っておくため。
セラピスト、カウンセラー、コーチなどなど。心の仕事に携わる人は、プロの力を借りて自分を整える時間を持つことが、絶対的に必要です。
この件、長くなるのでまた別の機会に詳しく書きます。
今日のメインテーマはこちら。
セラピーを受けるのは、いまはもう救済を求めてではなく、
探究。
どこまで自分を知ることが出来るのか?
どこまで人間という存在の奥深さを知ることが出来るのか?
どこまでこの世界の真実に近づくことが出来るのか?
そんな探究の道です。
もちろん、悩みや苦しみもある。
でもそれが問題だとか、ダメだとか。ネガティブにはとらえていない。
うーん、いや、そうではない。そんなにきれいに何もかもわかってます的なことではない。それはカッコつけすぎ(笑)
もちろん悩みは確かにあり、苦しみもある。
でも、それにとらわれない。
それはそれとしてある。
ただ、ある、だけ。
悩みや苦しみがある自分を否定することは無い。
悩みや苦しみ自体を否定することも無い。
これで伝わるだろうか...?
![](https://assets.st-note.com/img/1731385853-7pDIiej3WFRqdynhXYuBmKT0.jpg?width=1200)
ではなぜ、ずっと探究し続けるのか?
それは単純に面白いから ^^
好きだからやってる。
だから好きじゃない人は、やらんでよろし(笑)
どこまでやりたいかは、自分が決めることだ。
人間は、自分が経験した深さまでしか、他人を導くことは出来ない。
どれだけ知識をアタマに詰め込んだとしても、実際に自分が経験していなければ、他人には伝えられない、伝わらない領域がある。
だからもっと知りたいと思う。
もっと体験したいと思う。
もっと深く潜っていきたい。
もっと奥まで、その先の先まで、
世界の不思議さに自分をひらいていきたい。
そしてその経験を、またこの世界に持って帰り、それを誰かと分かち合いたい。それを求めている人、それを必要としている人に、なんとかして伝えたいと思う。
ああ、そうか!
書いているうちに気づいた。
娑婆で生きてこそ!
「弟子たちが待ってるし、娑婆に帰らなきゃいけないのよ」
かつてヨガマスターから聞いたこと。
「そういう意味だったのか!」と、あらためてハラにきました。
こうやって何度も何度も、真理というものはハラ落ちする瞬間が訪れる。
かつて「わかった!」と思ったことも、時を経てさまざまな経験をしたあとにまたあらためて、「ああ、そうか、そうだったのか!」と、繰り返し理解がやってくる。
それが楽しくて、探究を続けている。
好きなことを仕事にして、一番よかったと思うことは、こうやってずっと探究を続けられること。
そしてその経験をまた、誰かと分かち合えること。自分の経験が、誰かの役に立つこと。
ライフワークを生きるって、こういうことなんじゃないのかな。
だから今日も、あなたに「問い」を投げます。
起業は生き方。
あなたはどう生きたいですか?
好きなことを仕事にしたあなたに。
こちらの記事もぜひどうぞ。