『引き寄せの法則』なんか嫌いだった
『引き寄せの法則』って、私、最初は好きになれなかったんです。
10年くらい前だったか、日本に「引き寄せ」という概念が入ってきて、『ザ・シークレット』がブームになったりもしました。
でもなんか、「引き寄せ!引き寄せ!」って言ってるのをながめていると、
あれが欲しい
これが欲しい
望みを叶えたい!
引き寄せたい!
もっともっとたくさん
人よりたくさん
と...
新しいことを言っているようで、今までの価値観と全く同じじゃない?
そう思えてならなかったんです。
だがしかし!
『引き寄せの法則』って、いいこと言ってるじゃーん!
この本を読んで、すっかり好きになりました。
『サラとソロモン』が発売されたのは、引き寄せブームの前。
だからこの本の中では、『引き寄せの法則』ではなく、『共鳴引力の法則』と訳されています。(原語は、Law of Attraction)
『引き寄せの法則』って訳した人は、天才だと思う。
このネーミングのおかげでブームにもなり、こんなにも世の中に広まったんじゃないでしょうか。
キャッチコピーって、ほんっとダイジ!!
ちょっと話がそれました(笑)
引き寄せ嫌いだった私が、どうして、「いいこと言ってる!」って好きになったのか?
それは、『サラとソロモン』に書かれていたのが、
「どうしたら欲しいものを手に入れることが出来るのか」
のノウハウではなく、
「どうしたら幸せに生きることが出来るのか」
ってことだったから。
引き寄せの法則を、テクニックやノウハウ、
"やり方" でとらえると、
「あれが欲しい!」
「これが欲しい!」
「どうやったら引き寄せられるか?」
になります。
今、自分はそれを持っていない。
↓
"無い"から欲しい。
↓
それを手に入れれば、自分は幸せになれるに違いない。
↓
それを手に入れられないと、自分は幸せになれない。
幸せは、
どこか遠く、いつかどこかにあるもの
になってしまいます。
「あれが欲しい」は、「あれじゃなきゃイヤ」になる。
わざわざ、豊かさの扉を自分で狭くしています。
もったいないなぁ。
『サラとソロモン』では、Law of Attractionをこんなふうに教えてくれます。
今、あるものに気付いて感謝する。
(本の中では、「味わい愛でる」と表現されています。)
↓
そうすれば、「ごきげん」でいられる。
↓
その「ごきげんな波動」に、同じ波動のものが自然と引き寄せられてくる。
力づくで「引き寄せる」んじゃないんです(笑)
自分が世界にごきげんな波動を与えていれば、その波動と同じものが引き寄せられてくる。
まずは自分が、世界にごきげんな波動を与える。
自分から。
与える方が先です。
つまり自分はすでに持っている。
"無い"から欲しがるのではなく、"ある"から分かち合える。
こっちの方が、世界は優しく美しいと思いませんか?
『引き寄せの法則』で私たちが受け取るべき本質は、こっちじゃないのかな?
と、私は思います。
結局、
自分が世界をどう見るか?
なんです。
自分は、「無い、足りない」の世界の住人なのか?
それとも、ごきげんな「ある」の世界の住人なのか?
自分が決めた通りの現実になります。
「思考は現実化する」って、こういうことなんですよ ^^
「私が見たいのは美しい世界です」
「私が生きたい世界は、こんな世界です」
セラピストとして起業してブログを書き始めて、ずっとこう言い続けていました。
そしたらいつの間にか、世界は変わっていました。
同じ世界を見たいというお客さまが、自然と集まってきてくれるようになりました。
だから起業サポートを始めてからはずっと、こう問い続けています。
起業は生き方。
あなたはどう生きたいですか?
あなたが見たい世界を、発信し続けてください。
そして、そのためにあなたに何ができるのかも。
きっと同じ波動の人が集まってきます!