「何かを得てもらわなければ！」と頑張っているあなたへ
起業して10年も経つと、常にお客様ファースト。
「あなたが得られるものはこんなものです」を考えることは、もはや習慣と化しています。
それは起業においてはあたりまえのこと。
必要なこと、重要なことではあるのですが。
でも、
・得られる何か
・獲得できる何か
それを提示し続けることは、獲得の物語、haveやdoのストーリーを強化するだけじゃないか．．．
いつしか、息苦しさを覚えるようにもなっていました。
いつまでそれをやり続けるのだろう？
もうそろそろ、そんな時代は終わりを告げているのではないか？
無意識に感じていたことが、次第次第に意識のオモテに浮かび上がってくるようになりました。
昨晩は、【ハートの錬金術】を開催しました。
なんだかよくわからないけど、「とにかくやらねば！」の想いにかられて始めたこの試み。
第1回をスタートするときには、「ハート瞑想とは何か」を解説するパワポまで用意しかけました（笑）
でも、
「ここでやるべきことは、そういうことじゃないんじゃないか？！」
直前でハッと気づきやめました。
私にとってこの【ハートの錬金術】を主催することは、「何もしなくてもいい」ということを、体験し体感する旅になりました。
たとえ無料であろうと、集まってくれたからには、何かを持ち帰ってもらわなければならない。
何かをしなければ！
何かを提供しなければ！
私のこのカチコチの想いを溶かしていってくれたのは、ただ集まり、ただ瞑想し、静かに自分の日常に帰っていく。
そしてまた来月も集まってくれる。
そんなメンバーたちの姿でした。
満足してくれているだろうか？
よかったと思ってくれているのだろうか？
そんな心配や不安がゼロだったとは言いません。
だって人間だもの（笑）
だけど、また来てくれた、その事実だけを受け取ればいい。
何もしなくても、
特別な何かを与えようと頑張らなくても、
私は私のやりたいことをやり、あるがままの姿でここにいる。
それだけでいいのだと、参加してくれるみなさまの"ありよう"から、ありがたく受け取れるようになっていきました。
そうやって静かに続けてきた【ハートの錬金術】
ユニオミスティの11のテーマをめぐる旅も、ついに今月で９回め。
「到着 -ARRIVAL-」まで来ました。
私が初めて出会ったユニオミスティカードは、この「到着」のカードでした。
だからとても思い入れ深く、「ついに」ここまで来たかと思えます。
ひとつの旅が終わると、次の扉が開く。
このカードが現れるとき、私はいつも「出発（たびだち）」の予感の中にいます。
昨日、【ハートの錬金術】の前に、ようやくこの記事を書けました。
ここまではひとりで来た。
でも、この扉のむこうにはみんなで行きたい。
そんな言葉が、昨日、自分の口からこぼれていました。
みんなを連れていく。
みんなを引っ張っていく。
そう言い切れたらカッコイイのですが（笑）
どうも自分にはしっくりきません。
私は、みんなをナビゲートする人でありたい。
地図を読み、羅針盤を読み、
星を読み、流れを読んで。
後に続く人のために道を切り開いていく。
それが私のお役目なのかもしれないと、
書いているうちに思わぬところにたどりつきました。
でもこれが真実だと、私のハートがささやいております ^^
月商や年商を競い合うような起業スタイルから、魂の喜ぶ起業へ。
お客様ファースト。
だけど、頑張って何かを "する" 必要はなく、ありのままの自分でいればいい。
そんな道は確かにあります。
とはいえ、言うのはカンタン。
それを現実に落とし込んでいくにはどうしたらいいのか？
私自身も、まだまだ手探りで探しています。
ただ信じて。
僕らはきっと負けない
