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「天職を生きる」から「天命を生きる」へ
「私は天職を生きているけれど、天命を生きてはいなかった」
しばらく前に末吉さんとのセッションの中で、そう気づきました。
でもそれが具体的にどういうことか、言葉で説明できるほどの理解は、そのときには無かった。
体感として、「ああ、そうか!」と、ただ "わかった" だけ。
そんなとき私は、
とりあえず、『問い』として置いておく
ということをします。
自分の意識から少しだけ離れたところに、それを置いておく。
フォーカスするのではなく、周辺視野でながめるような感じ、と言ったら伝わるでしょうか。
『問い』を立てれば、『答え』はおのずとやってくる。
焦らず、執着せず、握り締めず。
ただ『問い』を置いておけば、いつか必ず『答え』はやってくるものだと、長い人生の中で学びました。
静かに断捨離を続けていくうち、『天命』の輪郭が、おぼろげに見えてきました。
『自己肯定感』や『自信』という言葉。
イヤになるほど目にしますよね?
それはきっと、みんな、「愛されたい」と願っているから。
自分は愛されるに値する人間だと、その確信を求めているからではないでしょうか?
ある人はそれを自己啓発に求め、
またある人はスピリチュアルにそれを求める。
そして無意識ながら、それを起業に求めている人も多い。
セラピストとして、コーチとして、起業コンサルタントとして。
たくさんの方の精神的自立と経済的自立のサポートをしてきて、実感するようになりました。
もちろん自分自身の中にもそんな側面はあり、そのプロセスを経験してきました。
この記事をはじめ、ここ数か月、このnoteに「じぶんごと」を書き連ねているのも、その一環です。
そのうえで思うのです。
想像してみて欲しい。
愛されることを求めることから、一歩踏み出してみたら、世界はどう変わるだろう?
愛を欲しがるだけの子供から、自ら愛するおとなへ。
自分を主体にして生きることへ、世界はチェンジするときを迎えているとしたら?
そしてもし仮に、あなたが「愛される」ことから「愛する」ことへ、意識をシフトさせたとしたら?
あなたの眼に、世界はどう映るだろう。
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セラピスト・コーチとして活動しているうちに、『幸せの壁』とでも呼ぶべきものがあることに気づきました。
この『幸せの壁』を超えていくためには、目標や目的、やりがいや生きがいがあった方がいい。
起業というのは、そこに向き合わざるを得ない。
『幸せの壁』を超えていくための、いいトリガーになる。
さらに言えば。
「自分軸」や「自分らしく生きる」を伝えているはずの起業家さんたちが、「お金のブロック」なんてものに惑わされ、経済的自立を果たせずにいる。
それはつまり、精神的自立も果たせていないということ。自己基盤が出来ていないということです。
起業家さんたちが癒されないと、この世界に豊かさは増えていかない。
その事実に気づき、私は起業サポートの仕事の方に、よりエネルギーを注ぐようになりました。
「癒される」というのは、マイナスからゼロへの変化だけを指すのではありません。
自分はなにものであるか?
それに気づき、その私で出来ることは何か?
この世界に貢献できる道を歩んでいくこと。
なぜ自分はここにいるのか?
なんのために、いまここにいるのか?
自分に問い続けながら生きること。
本当の自分を知ることが、「癒し」の本質。
ゼロからプラスへの道のりこそが、癒しの本番です。
そして、そのひとつの表現方法として、起業という選択肢がある。
決して、起業だけがベストな選択だとは、私はまったく思っていません。
でも、起業というのは、多かれ少なかれ、他人の人生に影響を与えるもの。ならば起業という道を選んだ人をサポートしていく方が、この世界に豊かさを増やすためには近道ではないか?
そう考えたのです。
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ですが、ここでまた、『幸せの壁』が立ちはだかります。
自己啓発との混同、自分探しの起業。
自分がキラキラ輝くことが起業だと勘違いしてしまう。
そしてもっと残念に思うのは、「頑張ってる自分」を認めてほめて、それで良しとしてしまう。
あなたが力になれる人はいるのに。
あなたの可能性はもっと大きいのに。
「頑張ってる自分」で満足することは、コンフォートゾーンにとどまり続けることだと、早く気づいて欲しいのです。
「キラキラ起業」も、「頑張っている自分」で満足しているのも。
ベクトルは自分。『自分目線』です。
『自分目線』から『お客様目線』へ。
視点が変わらなければ、起業が上手くいくはずはありません。
だからこそ!
愛されることを求めるだけの子供から卒業し、自ら愛することを選択する。
それを私は提案したいのです。
自分ばかりに向けていた視線を、
他者に、
世界に、
外へと開いていく。
それは自動的に『自分目線』から離れ、『お客様目線』を育てることへと繋がっていきます。
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大事なことなので、何度でも言います。
起業とは商売。
自己啓発ではありません。
だけど起業のお悩み、
99%、マインドセットの問題です。
ですが、ここでいう『マインドセット』とは、やる気とか覚悟とか、自信とか自己肯定感の話ではありませんっ!!
内向きの視点から外向きの視点に変わること。
思考パターンが変わることです。
そして、思考パータンが変わるということは、
意識のシフトが起きるということなのです。
と言っても、
「なんのことやら???」
「で、どうすればいいの?早くそのやり方を教えてよ!」
かもしれません。
でも、自分の思考パターンを変えるのは、
「たったこれだけで!」
「これさえやればあっという間に!」
「テンプレどうりに穴埋め式で!」
なーんて、いくはずがなーい!!!
あー、めんどくさっ...
だけどたぶん、
おそらくどうあがいても、
そんなめどくさいことヤだって、どれだけキョヒろうと!
結局わたしはそれを伝えていくしかないのだと思う。
だって私は言わずにはいられないから!!(笑)
だってこれが根本解決。
ここが変わらなければ、何をやろうと、また元に戻ってしまうから。
自分の才能や経験を活かし、自分の好きなことを追求するのが、『天職を生きる』ということだとしたら、
自分の好き嫌いや意志とは関係なく、なんだか知らないけれど、結局そこに戻らざるを得ないもの。
それが『天命を生きる』ということなのだと、いま私は思っています。
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思考パターンが変わること。
それは、意識のシフトが起こるということ。
セラピストとして起業して、自分の提供するサービスに、【自分自身と恋に落ちる対話セッション】と名前をつけました。
恋は理屈じゃない。ただ "落ちる" だけ。
そして恋に落ちた瞬間、世界は輝き出す。
そんなふうに意識のシフトが起こることを、「話すだけなのに身体でわかる不思議なセッション」と、たくさんのお客さまから支持していただきました。
起業コンサルの仕事に比重を移してからも、結局、何をやっているかというと、
労働者のマインドから、起業家のマインドへ
視座を変えること。
意識のシフトを起こすことです。
ノンデュアリティとビジネス。
このテーマに本腰を入れて取り組み始めたのは、熱い熱い夏のころ。
ここからでした。
問い続けた先にたどりついたのは、
『天職を生きる』ステージから、『天命を生きる』ステージへ
自分自身の意識のシフトでした。
そして私の『天命』は、
意識のシフトをナビゲートすること
これをやっていくしかない。
どうあがいても、結局ここに戻る(笑)
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末吉さんとのセッションも、ちょうど前回でシーズン1が終了。
「私たち、よくやったよね!
そう思いません?」
そんな会話で締めくくりました(笑)
こんな対話をするようになるとは?!
こんなところにたどり着くとは?!
お互い、思ってもいなかった。
よくもまあ、ここまでツッコミあったものだと大笑いしました。
ずいぶん前のことのように思えるけれど、今、カレンダーを見たら、たった10日ほど前のことでした。
静かに毎日、断捨離に取り組んでいたので気づかなかったけれど、自分の中では濃い時間が流れていたんだなぁ。
さて、そしてシーズン2へ。
今度は、気づいてしまった(笑)自分の天命を、ビジネスという現実に落とし込んでいくことが始まります。
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少し離れた街で暮らす友達への手紙。
そんな気持ちで書いています。
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