ファサ Guilty Pleasure インタビュー全文和訳 ~2nd Single Album [Guilty Pleasure] Interview with B ~
こんにちは。私のスタジオを紹介します。ここはウサンオッパのスタジオです。撮影に来ました。今回のアルバムの紹介映像ですね。前回は、トラックリストの紹介ビデオでした。(前回は)ただ私が喋っているだけの映像になってしまったので、今回はアルバムの紹介だけです。でも、喋ってるだけ、もしくは舞台裏のビデオになるかもしれません。期待してくださいね。
アルバムを出すのは1年と5~6ヶ月ぶりだと思います。『Maria』のアルバム以降、カムバックすることになったんですが... シングルアルバムですよね?
アルバム『GUILTY PLEASURE』で戻ってきました!
ギルティープレジャー。罪悪感はあるけど、でも、これをやると幸せになれる。そんな感じの意味があるんです。実は、『GUILTY PLEASURE』は計画にはなかったものなんですが、すべてが狂ってしまって、一瞬にして変わりました。
元々、私が一番欲しいもの、求めていたのは「平和」です。
それがどんな平和なのか、どんな形をしている平和なのかは分からなかったけど、とにかく、平和をテーマにしたアルバムを出したかったんです。
ウサンオッパと一緒に企画しました。私たちはまだ準備ができてなかったので、その気になれば私が書けるんですけど...そうですよね?オッパも足で書けますよね?でも冗談です、冗談です(笑)
だから、私が書こうと思えば書けるんですけど、でも何か自分のモノじゃない感じ?心に響かないんですよね。絞り出しているだけのような気がして、曲もうまくいかなかったし。だから、すぐに方向転換しました。
それで、『GUILTY PLEASURE』が出てきました。このアルバムを企画したのは、ウサンオッパがすごく悩んでいた時期でした。私もそうだったし、二人ともまるで本当に何かに取り憑かれたかのようにとても大変な時期でした。(マネージャーに対して)歴代最高だったよね?まじで。
2021年が早く過ぎ去ってほしいです。長く、深く考える。そんなルーズな一年でしたから。二人とも作業がうまくいかなくて、長い間、ふらふらしていました。
なんて言うか、基準が高いというか。当時はそんな感じでしたね。私たちは海外の曲もチェックしたかったんですよね。めっちゃハマった曲があったんです、とても中毒性のある曲でした。最初、その曲はダサいかもしれないと思っていたので、こっそりその曲を聴いていました。『GUILTY PLEASURE』のインスピレーションはそこから少しもらっています。こっそり聴きながら、好きだなと感じました。
その曲を聞いた途端に、一気にテーマなどが思い浮かびました。なので、ウサンオッパに話したんです。オッパもそのアイデアを気に入ってくれました。この曲は、来年のフルアルバムのサブタイトルとか、そういうのに使っていいんじゃないかなと思ったんですけど、この曲を超える曲はありませんでした。
それで『GUILTY PLEASURE』を書くことになったのですが、タイトルにいろいろと問題がありました。元々は「Excuse my bitch」だったんです。文法が正しくないと言われました。私の意図は、「私のビッチさを理解してね、ウィンク!」みたいな感じ。これがテーマなのに、文法がおかしいそうです。なので、本当にたくさんのタイトルを検討しました。私は英語のネイティブスピーカーではないので。
で、「Excuse born a bitch」とか。でも、これは長すぎる気がしました。どうすればいいのか調べていたら、「Excuse my bitch」でも良いと言われました。それで、これはいけると思ったんですが、だめだと言われました。ある意味タイトルのせいで、私にはちょっと大変でした。
その後に、「Excuse me」で行こうとなりましたが、でも、「Excuse me」に決めた後はウンチの後始末をしなかったようにずっとモヤモヤしてたんですよ。なんだか残念だと思ってたら、"I'm bit"ハングルでの빛 (=光)って、社長が仰ったんでしたっけ?"I'm"は英語で、"빛"はダブルミーニングでって。ですよね?
社長はハングルで歌うのはどうかという意見をくださって、私も最初はどうかと思ったのですが、それに勝るものはなかったんです。なので、タイトルは『I'm a 빛 』になりました。でも、ちょっと待って。最初に『I'm a 빛』の話から始めちゃダメだった。
【字幕】 もう編集し終わったけど...?
1曲目は『FOMO』という曲です。これはウサンオッパが自分の殻を破るような曲です。オッパはしばらくの間、あちこちを彷徨って、この曲を書きながらいろいろなことを乗り越えたと聞きました。そうですよね?オッパは撮影中で頭がおかしくなってるみたいです。
とにかく、ウサンオッパがこの曲を説明します。
(説明するvs.しないでひともめするお二人)
タイトル曲『I'm a 빛』のせいで、私はとても気が抜けていました。スケジュールが忙しすぎて、音楽に飽きてしまったという感じです。いつもはスケジュールが終わると、車の中で大音量で音楽を鳴らすんです。でも、それにですらうんざりするくらい。そこまでの境地になった時かな?ウサンオッパが曲を送ってくれました。『FOMO』を聴いていると、すごく癒されて、その瞬間とても幸せでした。
その曲を送ってくれたのは、私がちょうど車から降りる時で、その時に聴きました。(椅子にもたれかかりながら)車の中でこんな風に座ってて、車の椅子と一体化しているような感じがしました。すべてがこんな感じでした。"FOMO"(Fear of Missing Outの略)とは、「みんなが楽しんでいる幸せを、自分は楽しんでいないように感じて不安になること」。そうだよね?
本当にその瞬間だけは覚えています。スケジュールが終わって、車から降りようとしたときに、初めてあの曲を聴いたときのあの感覚。ああ、だから私は音楽をやっているんだなって。すごい良かった。でも、録音するのはとても大変でした。まだ自分の殻が破れていないので、ちょっとしたことであたふたしていました。全然満足できなかった。悔しかったりしてね。でも、ウサンオッパがいてくれてよかった。
次は、『I'm a 빛』です。先ほど説明したことを除くと、ひとつ... ひとつを見続けて追いかけていると、視界が暗くなります。ある瞬間から「何でこんなことしてるんだろう」「今、何してるんだろう」「自分は何者なんだろう」「何でこんな生き方をしてるんだろう」こんな風にたくさんの疑問が湧いてきます。最近、私は本当に...クレイジーになれると思っていた1年でしたが...ただ満足できなかっただけだと思います。何をしても、以前は些細なことにも幸せを感じ、感謝していたんですけど、満足することができなかった。その後、敏感になって、神経質になって、幸せを忘れてしまった。こうしながら、私は1年間迷走していたように思います。慌ただしい生活を送っていたので、どこに行っても熱気があり、アドレナリンが溢れてカタルシスを感じていました。いつも、どこに行ってもそうだったんです。
だからもう大体のことには満足できないんです。私の状況は常に刺激的でした。そして、私の物差しが本当にバブルだったんです。私の基準はどんどん上がっていきました。ウサンオッパと一緒に仕事をしていると、もっと良い言葉を言えたのに…という瞬間が多かったんです。ああ、自分が本当のビッチにならないと、私はこの分野では耐えられないという結論に達したのです。だから、今年の年末に、「それを入れてみよう」と思ったんです。
この曲では、私の...こんな風に、品のないことを理解してくださいね、と可愛い感じで表現してみました。この曲では、あまりディープにはなりたくなかったから、むしろ明るい感じにしてみました。正直、私も信じられないくらい、涙が乾いたというか、解放された状態というべきでしょうか?先輩たちが仕事をしている姿を見ながら感じました。先輩たちはこういう過程を経験したんですよね?、と。じゃあ、私もこうやって成長しているんですよね?
今後こういった仕事において、もっと上手になって、ブレずに強くなっていく。今は自分にとっての放浪期だと思っています。実は、前作の「Maria、すごいヒットだったね」って仰る方が多かったんですが、それでもっと居心地が悪かったんです。何となく、全てが。私は良いものを見せ続けたいと思っています、ファンのためにも。でも、私は満足できなかった。実際、他の人はいいと思っているのに、私は「違う、違う」と思っていました。自分の中ではもっと良いモノを持って行きたいので、そんな心持ちで満足できるわけないですよね?だから、今は少し心を空にしようとしています。
今回のアルバムで、私が学んだことがあるとすれば、それは「人」です。私の周りにいる、私の味方になってくれる人たち。私の周りを守ってくれる人たち。これは前から知っていましたが、浅はかでした。今回は、ひとつだけ確かなことがあります。私の周りの人たちへの感謝と尊さです。彼らがいなければ、このアルバムは存在しませんし、私も存在していないと思います。私はおかしくなりそうだって言ったじゃないですか。でも、私を支えてくれたのは周りの人たちでした...彼らがいたからこそ、私は心を保つことができたのです。ウサンオッパ、ボナオンニ、ヘウォンオンニ、スビンオンニ、ああ、みんなのことを言わないといけませんね。みんなです。
今回のアルバムを通して、『Maria』の時にも貴重なことを学びましたが、今回のアルバムを進めていく中で、貴重なことを一気に学びました。本当に人生には無駄なことは何もありません。私がこうやって進む道において......途中で無駄なことは何もないと思います。すべてが大切なんです。でも、私はこの曲をうまく説明できてましたか?
この曲が描いているメッセージは、こんな感じだと思います。自分を慰めるような......私はいつも慰めると言っていますね。「私の性格が悪くてごめんなさい。どうか私を理解して、愛してください。」そういう気持ちなのに、意味もなく強がってみたりすることもあるじゃないですか。分かりますよね、そういう感じ?
さて、3曲目は、『BLESS U』という曲です。この曲は、もともと、平和というテーマでアルバムに入れようと思っていました。次のアルバムに入れようと思ったのですが、ウサンオッパがこれも入れようと言い出しました。私は『GUILTY PLEASURE』のテーマとは合わないと言いました。でも、本当に愛することによって未練がましくその人を憎んだりしたけど、その人を許して祝福してあげるそんな曲なので、それもある意味ギルティプレジャーになれるんじゃないか、と。そう提案してくれて、その通りでした。憎い相手であっても、その人を許し、祝福することでギルティプレジャーになる......そんな説得力がありました。
『BLESS U』はアルバムの最後に収録されることになりました。私は個人的に『BLESS U』という曲がとても好きです。その理由は、以前社長と話したことがあるのですが、私が平和のアルバムに夢中になっていた頃、許すことやポジティブに人の長所を見出してその人人を愛すること、これらによって私の心が浄化されていた時期だったからです。社長もそのような話をされたんです。私の心の中の本当の平和は、許すことから生まれる。その時期私もそういったことを考えていた状態だったので、社長がその話をされて、私はとても共感し、慰めらたほど、とても良い言葉でした。『BLESS U』が描く心はまさにこれです。
私はその人のことをとても愛していたから、執着し、未練を持ち、男性であれ女性あれ何でもかんでも考えてしまう、そういう人間だからこそ、いつも心が病んでいたんだと思います。私の心は折れた小指のようでした...そんな人をやっと許すことができたのです。憎い相手であれば、このように考えることができます。こんな風に、相手が傷ついてくれればいいのに、と。しかし、その考え自体が自分を不幸にする考えです。もちろん、誰もがそうなる可能性はあります。そういう時も来るけど、今はやっと自由になったんです。その人のことが分かってきて、もっと視野が広がり、たとえあなたが私のことをこんな風に思っていたとしても、私はあなたを愛しています、と。私はあなたを祝福しますよ、そんな歌です。
なので、歌自体は、最初はすごく穏やかに流れて、サビに入るとその感じが伝わってきます。心寂しい感じが。だから爽やかな感じがするわけです。そういった感情がうまく曲に込められてると思います。だから、ウサンオッパがこの曲を作っている時は、日程があまりにもタイトだったのにも関わらず、オッパはとてもきれいな曲を作ってくれました。正直、不安もありました。『BLESS U』は、まだ未完成すぎるのではないかと思っていましたが、またウサンオッパが超人的な能力を発揮して、こうして『BLESS U』という大切な曲に出会えました。
でも皆さん、どんなにその人を憎んでいても、許すことはいいことだと思います。許すことは一番難しいと思いますが、それは自分がもっと成長できる方法だと思いますし、自分が幸せになれる方法だと思います。そういうことだと思うんです。だから、私は『BLESS U』が描くメッセージをとても気に入っています。
ついに3曲すべてを説明しました、皆さん。他に言うことないかな?(仕上げ。)最後に一言だけエンディングの言葉を。今回もボムジン監督と一緒に撮影することができましたが、撮りたいことがたくさんありました。でも、人は欲張ったらダメなんです。ボムジン監督との『Maria』では、お互いに通じ合うものがたくさんありました。今回もボムジン監督がうまく表現してくれましたが、まだミュージックビデオが出ていないので、早く見たいですね。とにかく、ウサンオッパ、本当にありがとうございます。
ありがとうございました。BLESS U。💋