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夢の推しは現実でも夢だった⑦ 〜2ショット会東京二部&その後編〜

いよいよ泣いても笑ってもこれで今回最後の2ショット会。もう流石に慣れてくるやろ、と思われるかもしれないが全然慣れない。ムンビョルが出てくる度にその浮世離れした透明感とあまりの美しさにピュアに感動する。

拍手で迎えられる中、ムンビョルはゆるいお団子ヘアで現れた。前回は黒髪サラサラツヤツヤロングヘアをおろしていたけど、今回のお団子ヘアだとより米粒みたいな輪郭がハッキリわかって超絶キュートだった。美人はどんなヘアスタイルでも美人だと実証していた。

ラスト回のポーズ指定はピースだった。どのようなピースかは自分で決めれるのでそこは自由演技で腕の見せ所だった。直球のピースもありだと思ったし、頭の上でピースをやるのも名案だと思ったが、ここは2022年らしく「ギャルピ」でいくことにした。

そして今まではメッセージシート頼みで想いを伝えてきたが、締めは目を見て言葉を伝えたかったので、ムボンのみ持参することにした。スタッフオンニに自分のスマホを預けて、左手にはムボンを握りしめて、一歩ずつ力強く壇上を上がろうとしたらその時だった。

「ムム〜」と推しから自分の名前を呼ぶ声がした。

衝撃で心臓が皮膚を突き破って出てくるんじゃないかと思った。ちゃっかり「泣かない〇〇」と書いた名札を右胸上につけていたくせに、一瞬そのことを忘れて「お主なぜ拙者の本名を知っている…!?」と混乱した。

ギャルピをお願いする前に、どうしても直接言いたかったことを伝えた。영원히 팬이야(永遠にファンだよ)」と。我ながら激重なメッセージだが、もうこんなチャンスは回ってこないかもしれないので伝える必要があった。ムンビョルはやっぱりエンジェルスマイルでこちらの目を見ながら「コマウォ」と言ってくれた。感無量だった。我がオタク人生に悔いなし。

「ギャルピースでお願いします」と言い、私は人生初のギャルピース2ショットを推しとキメるという夢を叶えることができた。

ビョリちゃんありがとう

壇上を降りる前に感謝の気持ちを込めて「オンニサランヘ!」と伝えると、「〇〇コマウォ〜」と手を振ってくれて、推しの口から自分の名前が呼ばれる感覚が何かのバグみたいでやはり混乱した。

こうして大阪のギャン泣きから始まった夢でしかない2ショットタイムは、無事に東京で笑顔のギャルピと共に幕を閉じた。

「終わっちゃったなぁ…」と一抹の寂しさを覚えながら、後の順番のムムさんとムンビョルの2ショット会を見つめていたらとても印象に残る出来事を目にした。

2ショットを撮影し終えた後に多分メッセージが書かれた紙を呼び読み上げようと、ポケットから取り出した方がいたのだ。暗黙の了解で、撮影前と撮影後にほんの数秒会話をするのはオッケーとされていたが、そこで長く時間が取られては困るとスタッフは判断したのだろう。

「はがし」と呼ばれるスタッフが止めに入ろうとしたが、ムンビョルはファンの方から視線を外すことなくサッと右手をスタッフに向けて「止めないで」の意図を伝えていた。最後まで真剣にメッセージに耳を傾けて、笑顔でお礼を言っていたムンビョルの姿を、私はこの先もずっと忘れることはできないだろう

夢にまで見たスーパースターはやさしくて、ただただ、やさしくって愛に形があるならそれはきっと「ムンビョル」だと思った

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その後のファンサービスタイムでは「すき焼き派」vs.「お好み焼き派」という質問で圧倒的にすき焼き派が優位を示していたので、ムンビョルが驚いていた。多分この質問を大阪でもしていたら「お好み焼き派」が勝っただろうけど、さすが東京では「すき焼き派」が強かった。

ちなみに「今日ぜひ食べます」とも言っていたので、ジャパンが誇るうまいモンをお腹いっぱい食べて幸せを感じてほしいと願わずにはいられなかった。

あなたはどちら派?

ムンビョルが手を振って、いよいよステージを降りようとする時に私はこのメッセージシートを振った。

「また日本に来てくれる?待ってるね!」

するとムンビョルはこのメッセージを読み上げてから、続けてこう言った。

うん、また日本に来ます今回日本に来て本当にたくさんのことを感じました。たくさんのムムの皆さんに待っていただいているのを感じて…また次是非来ます。

推しを日本(とオランダ)から応援する身として、こんなにも嬉しいことがあるだろうか。コンサートの時も挨拶で「ファンがいなくなっていないか心配だった」と素直な気持ちを吐露していたムンビョルは、今回のコンサート、2ショット会、そしてアンニョン会を通じてきっと日本に、そして世界中にたくさん自分のファンがいるんだということを強く実感できたんだと思う。日本のムムがムンビョルの自信をブーストできたかもしれないという事実が本当に嬉しかった。

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2ショット会は終了したが、最後の悪足掻きでバイバイ会の参加券を追加購入してしまった。バイバイ会のラスト回ということや、多分仕事や学校終わりで滑り込みした人が大勢いたということもあって、TFTホール300は文字通り人で埋め尽くされた。壮観だった。

ムンビョルを愛すムムで埋まる会場、最高

バイバイ会では本当にみんな楽しそうで、ムンビョルに投げキッスされた後にキャ〜と言いながら走り出す制服を来たまんまの高校生や、「撃って♡」ではなく逆にムンビョルを撃つムムさんたちをお見かけしてエンタメ性に富んでいた。ちなみにムンビョルはしっかりエア弾撃を避けていた。可愛い。

私はというと、伝えたいことは伝え切った感があったが「ドイツのK-popコンサート見に行ったよ!」と言ったらどんな反応をするのが気になったので、この待ち受けを見せながらバイバイ会一周目に臨むことにした。

「독일에 갔었어(ドイツ行ったよ!)」とスマホを見せると、ムンビョルは「와~!대단!!(わ〜!すごっ!!)」と目を口をまん丸にしていた。あの表情は完全にハムちゃんだった。こんなに長時間ファンイベントをやっているのに疲れを全く感じさせない表情豊かな推し、すごすぎ。

二週目では「ソ~ラシドッ!」をポーズ付きでやってみたら、「あ〜りが〜っとっ?」と、日本語で返ってきてムンビョルの機転の早さに感動した。

ムンビョ〜リダッ☆

最後の最後には、用意したこちらのメッセージボードをお見せした。

「今日の最後です。また会いたいです!」

ムンビョルは、「また会おうね、泣かない〇〇〜」と手を振ってくれたのでもう完全にやり切った。この約束を胸に明日からも強く生きていける。

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バイバイ会が終わったら現実に戻るのだと思っていた。が、違った。スーパースターはその後20分以上に渡ってミニコンサートを開催してしまった。「そんなことあるの?」と思ったあなた、安心してほしい。私もいまだに集団幻覚だったのではと疑っている。

しかし自分のスマホにはしっかりビデオが残っているのだ。セトリと現場からのビデオをツイッターで公開したが、ここでも共有しておきたい。(※誤って表記が大阪となっていますが正しくは東京。ごめんなさい!)

반달 (My Moon)」から始まり、数曲で終わるのかなと思ったけどムンビョルはあの口から音源ボイスでフレーズを歌い終わると、「더!(もっと)」と、次の曲リクエストどうぞと促しまくったのだ。

私は音楽の専門家ではないのでどれだけムンビョルが歌がうまいのかを表現できないのがもどかしいが、本当に安定した音程で伸びやかに歌っていて、びっくりした。

最初は声をあげるのに躊躇いを感じていたが、ILJIDO大好き芸人としてILJIDOをリクエストしないと一生後悔しそうだったので、「イルジドォ〜!」とややデカめボイスでお願いしてみた。私の発音が悪かったせいで、ムンビョル「Eh?」と本気で困惑していて申し訳なかったが、ちょっと面白かった。

戸惑うムンビョル

「イルジドォ」と言うたびにどんどん声が小さくなったが、4回目で遂に執念が届き、ムンビョルはILJIDOをダンス付きで披露してくれた。Thank you ありがと very カムサムニダ much!

このビデオも公開しているので、気になった方は是非ユネスコ無形文化遺産に登録予定のキュートな振り付けを踊るムンビョルを堪能してほしい

まだまだ心優しいムンビョルは「더!(もっと)」とリクエストを煽ってフロアを沸かせまくっていた。リクエスト曲もニッチなものや昔の曲も上がるので、歌詞を忘れてしまったムンビョルは舞台下でスマホで歌詞を調べてくれるマネージャーニムのところまで行き、また舞台に戻ってきてと大忙しだった。

有線マイクさばき、かっこよかった

ちょうど舞台に戻るタイミングでムンビョルが割と近くに来たので、ソラさんとのデュエット曲である「バダブーム」をリクエスト。こちらは一発で理解してくれたが、やはり歌詞が分からないみたいで秒で「The end」と終わって爆笑した

秒で終わるバダブーム

けれどもその後もマネージャーニムに歌詞を調べてもらって、結局は自分のラップ部分を披露してくれるという徹底したファンサービスで頭が下がる思いだった。こちらも是非動画でその時の様子を見てほしい。

後半では「Sleep Talk」をリクエストした神ムムさんのおかげでムンビョルさんが生で歌い上げる「私にだけ聞かせて/ 変わらず君のそばにいるよ/ 喧嘩もいっぱいするけど/ただ一人君だけの傘になるから」を聴けてその場で溶けて消えるかと思った。

他にもママムの隠れた名曲「 (Chuck)」やPUNCHとの最強コラボ曲「Say Yes」などもうこの場でしか聴けないだろうなという曲がてんこ盛りであの幸せに溢れた場を作ってくれたムンビョルと会場を埋め尽くすムムさんに感謝の気持ちしかなかった。

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東京の2ショット会の日程が23日だと発表される前に、私はすでに24日にオランダへの帰国便を抑えていたので、このイベントの一部始終を見届けられたのは本当に奇跡的だった。

私は今韓国にも日本にも遠く離れたオランダからこのレポを書いているが、いまだになんだか夢見心地でムンビョルがくれたデカすぎる愛に包まれている。

実のところ、もう今回のコンサートが終わったらペン卒しようかなと思っていた。まあそんな個人的な理由を書いてもつまらないので省略するが、あんなに素晴らしいコンサートでパワーをもらい、接触イベントでびっくならぶを浴びてしまった身ではもうそんな考えは微塵もなくなっている。

世界のどこにいようが推しを応援することはできる。そう信じて私はこれからも、ムンビョルがアイドルでい続けてくれる限りは応援すると決意を改めた。身を滅ぼさない程度に自分のペースで。

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8月30日。ママム+の新曲が発表される日は、時差があるので目覚ましをかけたがそんなのは必要ないくらい楽しみで朝っぱらから目が覚めた。曲のリリース前なのに、MVリアクション動画が出ていて相変わらずオモロいなぁと思って動画を開くと、目ん玉が飛び出る事案が発生していた。

ムンビョルが着ていたのは、私が京都のABCマートでひと目見て「これは概念としてのムンビョルじゃん」と思って購入し、聖地大阪にてオランダからのお土産とファンレターと一緒にソンムルBOXにぶち込んできた白いNIKEのロンTだった。

せめて韓国に持って帰ってくれるといいなぁくらいの気持ちだったので、目を疑ったが本当に着ていた。似合いすぎていて笑った。こんなん、やっぱり、一生推すしかない。

(おしまい)

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