【参加レポート】SimilarWeb主催「Market Intelligence Summit Tokyo 2019」

こんにちはデザイナーのあひる(@moomoo0018)です。
2019年10月24日(木)、SimilarWeb主催イベント「Market Intelligence Summit Tokyo 2019」に参加しました。一部内容を抜粋してレポートします。

『コンテンツ時代』における日本の戦略と政策

経済産業省　高木 美香氏

`コンテンツ時代`の到来
「いつでも・どこでも」スマホでコンテンツを視聴することがスタンダードになった。「メディア時代」から「コンテンツ時代」へ移行した今、新たな消費行動に着目する。

新たな消費行動
・隙間時間消費：14秒の隙間時間の奪い合い
・n次創作：人が作った創作物をさらに創作する
・インタラクティブ

日本が目指すコンテンツ産業像と政策軸
日本市場が伸びなやむ中、いかに世界に出ていくか、新しい市場を創出するか。政府の2つの取り組み。

1.デジタル経営改革
・制作工程のデジタル化支援
・ブロックチェーンを活用した利益分配の実証
・ブランデッドコンテンツの促進
2.市場開拓
・HOME and AWAY
・東京国際映画祭：アニメとVFXを日本の強みとして押し出す。5Gを使ったバーチャルライブを開催
・eスポーツを取り巻く市場・経済効果の検証
・海賊版対策：権利者から得たデータをもとに海賊版をマッチングで探し、削除要請する

ジェネレーションZへのアプローチ
2019年ジェネレーションZ（Z世代）の人口がミレニアム世代を超えた。
1995年代以降に生まれたこの世代は消費者として大きな割合を占める。
独自性を重視・いくつものアイデンティティを持つ・現実的。ひとくくりにできないこの世代を多角的に見ていく。

マーケティング：デモグラフィックデータから感性データへ
Z世代は画像や映像からインスピレーションを受けてコミュニケーションをとる

Journey 365「LifeStyle」から見えた「未知」への挑戦

ヤマハ株式会社 濱崎 司 氏

世の中の変化
お客様ファーストになった今、企業はお客様にとっての価値とは何か？を追求する必要がある。

未知を探索する
SimilarWebの「Search Keyword Analysis」+「SNS分析」を活用。

・調査レポートでは把握できなかった詳細を把握
・常に最新の情報を時系列で（日次レベルから月次、年次まで）
・「知らなかった」ことに「気づかされる」

【調査の流れ】

1.「調べたいモノ・コト」を最初の手がかりにする
Search Keyword Analysisで検索（例「旅」）。

2.Phrase-Matchで「周辺」を詳細に理解する
「旅」キーワードを検索した人が他で何のキーワードを検索したかを知る。

3.Phrase-Match結果を視覚的に理解する
結果をJourney目線でカテゴライズすると理解しやすい。

4.Audience Interests（訪問ユーザーの属性）を比較する
興味のあるジャンル、よく見ているホームページ、関心のあるキーワードが示され、共通点が見えてくる。

5.あたりがついたら、Dashboardでモニタリング

まとめ

私はIT企業にいるため、デジタルが当たり前になっています。
そのため非IT企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）の実態を知りたくて本セミナーに参加しました。
今回の各企業の講演を聞いて、デジタル情報を活用できる・できない企業の二極化が進むように感じました。
ベンダーやツール含めてデジタル情報をどう活用するかが企業に求められているように思いました。

マーケット・インテリジェンスとは
マーケット・インテリジェンスは、ビジネスを掴むための重要な鍵です。ダイナミックなデジタル情報を読み取り、そのインサイトに基づく意思決定をしていくことが、業界・ビジネスの成功に繋がります。
（SimilarWeb公式サイトより引用）