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私が本当に欲しかったもの——制限のある自由について
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今日は、欲しいものについて話してみたいと思います。実は、今欲しいものはほとんどありません。大体のものはすでに購入して揃っているので、新しく欲しいものが思い浮かばないのです。
行きたい場所はありますが、それも「もう一度訪れたい場所」という感じで、新しい場所に行きたいという気持ちはあまりありません。
海外旅行にも特に興味はなく、強いて言えば宮古島にもう一度行きたいくらいでしょう。
本当に欲しかったものは「自由」だった
物としての「欲しいもの」はほぼ手に入れましたが、本当に欲しかったものは別にありました。それは「自由」です。
ただし、完全な自由ではなく「少し不自由な自由」が、自分にとって最も心地よいことに気付きました。
理想的な働き方と生活のバランス
たとえば仕事に関して言えば、「まったく働かない」のではなく、1日4時間程度の仕事がちょうどいいと感じています。これくらいの労働時間があると、生活に適度な緊張感が生まれ、毎日に張りが出ます。
以前、個人で独立して仕事をしていたときは、自由すぎて生活のメリハリがなくなっていました。そのとき「自由すぎるのも、実は自分にとってあまり幸せではないのでは?」と気付きました。
結果的に、多少の制限があるほうが、むしろ幸せを感じやすいのではないかと考えるようになりました。
今の生活は「自由」そのもの
現在、私は障害年金を受給しながら、グループホームで生活しています。グループホームの家賃は1万5000円ですが、補助があるため実質5000円で済みます。さらに、食費や光熱費も含めて月々5万2000円ほどで生活できる環境です。
この状態であれば、無理に働かなくても最低限の生活は維持できます。私はこの状況を「自由」だと考えています。
さらに、1日4時間ほど働くことで、ちょっとした贅沢——たとえば旅行に行くこと——も可能になります。この程度の自由が、自分にとって理想的な形なのだと感じています。
自己破産の手続きと今後の展望
現在、自己破産の手続き中なので旅行はできませんし、貯金もできない状態です。しかし、手続きが完了すれば、お金を貯めることも可能になります。それまでは、働きながら現状を維持する予定です。
物欲があまりないのは、「本当に欲しいもの(=制限のある自由)」をすでに手に入れたからかもしれません。
お金よりも精神的な自由を大切に
私は、お金よりも精神的な自由を重視しています。そのため、お金をたくさん稼ぐことが、自分にとっての幸せではないのだと思います。
また、結婚や恋人を作ることも、実はそこまで求めていなかったのかもしれません。本当に欲しければ、それなりの努力をしたはずです。しかし、それをしていないということは、心の底から求めていたわけではないのでしょう。
ただ、「自由」だけは心の底から求めていました。そして、グループホームと障害年金を活用することで、少し変則的ではありますが、私が望んでいた自由を手に入れることができました。
今日はこのへんで終わりにします。
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