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精神病院での入院体験――白い世界と日々の暮らし
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私は精神の病気を抱えており、精神病院に入院した経験があります。今日はその体験についてお話ししたいと思います。
病院の内部――白い世界
精神病院の部屋や廊下、天井は、皆さんが想像する通りの白い世界です。真っ白というよりは、少し乳白色がかった感じですが、ほぼ白一色です。この点に関しては、多くの方が持っているイメージと大きく変わらないでしょう。
患者は本当に「凶暴」なのか?
精神病院には暴力的な人がいるのか?という疑問を持つ方もいるかもしれません。私が入院した病院では、体調を崩して一時的に暴力的になってしまう人はいました。しかし、それは「普通の人が想像する暴力」とは少し異なります。
入院している方々は、皆、自分の病気と必死に戦っています。その中で、突発的に他人に危害を加えるというよりも、何かの拍子に制御がきかなくなってしまうといった感じです。「感情のコントロールができない」という表現とも少し違い、病気と闘い続ける中で、心のバランスが崩れてしまうような印象でした。
落ち着かせるための処置
そういった患者さんがいる場合、病院側は落ち着かせるために注射を打ったり、保護室に入れる対応を取ります。保護室は昔は劣悪な環境だったと聞きますが、現在は普通の部屋に近い作りになっています。トイレも備え付けられており、以前のような「独房」のような雰囲気はかなり軽減されているようです。
閉鎖病棟と開放病棟の違い
精神病院には「閉鎖病棟」と「開放病棟」があります。
閉鎖病棟 … 外に出られる時間が限られており、1日30分~1時間程度しか外に出られません。
開放病棟 … 基本的に自由に外へ出られます。ただし、夜の決まった時間から朝の決まった時間までは病院内にいる必要があり、病院外に出る場合は外出届を提出する必要があります。
私は開放病棟に入院していました。開放病棟は比較的自由度が高く、外出届さえ出せば、特に制限なく外出することができました。
精神疾患の「見えない苦しみ」
精神疾患は、外からは見えない痛みや苦しみを伴う病気です。そのため、他人から理解してもらうことが難しい側面があります。しかし、病院の看護師さんたちはとても優しく接してくれました。もちろん、少し癖のある方もいましたが、基本的には温かい対応をしてくれました。
病院での生活
入院生活は、基本的に「やることが少ない」のが特徴です。時々、体を動かす活動や読書、創作活動の時間がありました。また、一部の患者さんは電気治療を受けていたようです。
さらに、「話し合いのプログラム」などの治療的なプログラムもありましたが、全体的には「暇な時間」が多い印象でした。しかし、その分、外の世界から完全に遮断されていたので、精神的にはとてもリラックスできました。
以上が、私の精神病院での入院体験です。
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