パパママ教室に参加したらちょっぴり楽しくなってきた?
妊娠後期に突入。
いい加減入院準備をはじめないと、そんな事を思いながらも何一つ進んでいない。
仕事から重い身体を引きずって帰還するだけではぁはぁしちゃう。
周りには妊婦は少ないなと感じる今日この頃。
あー、なんか孤独かも。
涙がホロリ。
実家は離れているし、里帰りも、産後すぐも帰らない。あまりに田舎すぎて不便だから。
地元じゃないぶん、友達もいない。
変わりに夫が私の唯一無二の友達兼、恋人のような役割を担ってくれていたけれど、やはり結婚してしまえば夫は夫である。(なんじゃそりゃ。)
つまり、私はここ8ヶ月ほど、夫と夫家族、職場の人、実家家族くらいしか話していなかった。
一応関東に住んでいる友達はいなくはない。
まぁコロナがあったりで疎遠になったり、みんな恋人がいたりで休みの日は誘いずらかった。
そんな日常をぼんやりと送っていたとある日。
夫が「パパママ教室行こう」
爽やかに言ってきた。
確かに初めての子育てにおいて必修科目かもしれないけれど、苦手意識がある。
まず、ずっと座っていられない。(職業病)
人の話をちゃんと聞けるのか??(おい、笑)
妊婦さんとの交流できるのか?(ムリムリ)
憂鬱な私とは違い夫は床屋に行き身だしなみを整え、当日着ていく服を厳選し前日にはハンガーに吊るされていた。
私は心も身体も重くて、なんとか着れそうなワンピースをひっぱりだし、余力でメイクを施した。
髪にアイロンをあてるだけの気力はなく、ドライヤーで寝癖のみをとり、ピアスでおしゃれしてます感をかろうじて出すにとどめた。
会場には30組ほどの夫婦が集まり、それぞれまずは30分の講習をひたすら聞いた。それを休憩を挟んで3回繰り返し、そのあと沐浴体験や、夫の妊婦体験に移る。
雰囲気は終始和気あいあいとしていて、心地よかった。
パパママに別れて、住んでる地域や出産病院、予定日、性別。その他にも有力そうな情報交換したりと楽しくおしゃべり。
私のグループは同じ地域の初マタ3人でみんな20代。
今年25になる私が最年少ママだったが、みんな予定日が近くなんだか同士のようで嬉しかった。
皆大なり小なり、私のように職場と家の往復で孤独を抱えていたり、実家が離れていたり、里帰りしなかったり。
上京して関東に住んでいたり、友達が地元にしかいなかったり。
そんな風な悩みや寂しさを感じていた。
ママ友なんて仰々しい響きも案外悪くないかもしれない。
ただ、お互いに連絡先は交換しなかった。
みんな賃貸でこれから先、環境も変わるだろうし、縁があればまた会えるだろうから。
私は孤独じゃない。
ちゃんとこの地域にも妊婦は存在するし、今日も誰かが新しい命を命がけで生んでいるのだから。