ポンデリング輪くぐりをしたい。
ポンデリング輪くぐりをしたい。
神社の輪みたいなあれ並に大きなポンデリングをくぐってその年一年の健康を祈りたい。
くぐった後はみんなで食べる。私一人で食べてもよい。大きくともあのもちもちは決して衰えてはいけない。あのまま大きくなること前提である。
しかしくぐるとなると飛び越えるのであって、衛生面が難しい。みなすっかり頭から足まで風呂に浸かり、裸足でくぐるしかない。
夢とは斯くに難しいものだ。
空想すれば美しくとも、細部を穿った途端に問題点ばかり浮き上がって来る。
雲を食べたいという願望も恐らく似たようなもの。空想は綺麗に浮かぶが、雲を構成する粒の核が塵や埃だったりすることを考えてしまうと急にかなしくなったりする。
しかし世は技術革新、科学の時代(というも古いか?)。あと三年くらいたてば、ポンデリング輪くぐりも綺麗に実現する時期が来るだろう。その日を待つしかない。
その間私は、また新たな夢を、純粋な夢物語としてここに記す。
こういうアホなことを考える人が居ないと、時には前に進まないものである。携帯電話だって数世紀前はアホが考える産物だったろう。スマホとか、想像もつかない。スマートなアホである。
いつかポンデリング輪くぐりが民間行事になりますように。その際は是非参加したいものだ。