19皿目 “社員食堂のような安心感とワクワク感” 市場食堂|元気の出るカツカレー
社員食堂のような安心感とワクワク感
福島を代表する名勝、猪苗代湖と磐梯山。訪れたのは去年の晩秋、別の街の取材でしたが、移動中にみかけた、厳しい寒さの中で凜とたたずむ湖がとても印象に残っています。今頃は雪景色でしょうか。
この日のランチは、郡山市総合地方卸売市場の中にあるその名もズバリ「市場食堂」。基本的には市場で働く人のための食堂ですが、一般のお客さんも利用することができます。潜入感があってちょっとワクワクします。
社員食堂のような雰囲気の店内。市場内にあるだけあって、魚介類や肉類、野菜や果物と新鮮な素材を使ったメニューが売りで、幅広い品揃えが人気を集めています。
日替わり刺身定食はその日の朝の仕入れによって内容が変わります。魅力的ですね。他にも海鮮丼や生まぐろジャンボ串揚げ定食がイチオシのようでしたが、いつものように視線はアレを探してしまいます。そして見つけました、カツカレー。食券を買って、呼ばれるのを静かに待ちます。
味噌汁がセットになっているのが、食堂って感じがして好感度アップです。働く人の体を考えてくれているのか、野菜サラダがセットになっているのもうれしいです。
カツは厚すぎず、衣もあっさりしていて食べやすい印象。カレーは甘口で誰もが懐かしさを覚えるような味でした。お皿に彩りを添える真っ赤な福神漬けがアクセントになっています。
なぜか、いつかスキー場のレストランで食べたカツカレーを思い出しました。そういえば、スキー場のレストランにも必ずと言っていいほどカツカレーってありますよね。なぜカツカレーがスキー場の鉄板メニューなのか。深掘りしたいテーマです。
疲れた体にはカツカレー。冷えた体にカツカレー。そんなところでしょうか。カツカレーの偉大さを再認識した一皿でした。
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