【東洋医学】八綱弁証の概要
【2022/04/02 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
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オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長のもぬけです。
東洋医学では、弁証とは、患者の症状・所見を分析し、証を決定します。
【弁証方法】
▶八綱弁証
▶気血津液弁証
▶臓腑弁証
▶経絡弁証
▶六淫弁証
▶六経弁証
▶衛気営血弁証
▶三焦弁証
症状などをどの視点で行うかが大切です。
一点ではなく、相互に組み合わせて用いられることも多い。
まずはすべての弁証の基礎となる分析方法である八綱弁証から学習をしていきましょう。
【東洋医学】八綱弁証
【簡単な判断基準】
表⇔裏:病証が存在する部位(病位)
寒⇔熱:病の性質(病性)
虚⇔実:正気と邪気の盛衰(病勢)
(陰⇔陽)
※陰は裏・寒・虚を総括
※陽は表・熱・実を総括
判断基準は、表裏、寒熱、虚実、陰陽の4対に分けられる。
2つ用いれば、表虚証・裏虚証・虚寒証・虚熱証・表実証・裏実証・実寒証・実熱証
3つ用いれば、表熱実証・表熱虚証・表寒実証・表寒虚証・裏熱実証・裏熱虚証・裏寒実証・裏寒虚証
八綱弁証は病位・病性・病勢を分析し、病態を大まかに弁別することができる弁証方法です。
【東洋医学】表裏弁証
表:皮毛肌のように病の部位の浅いもの
裏:臓血脈骨髄のように病の部位が深いもの
【東洋医学】寒熱弁証
【寒熱弁証:寒証】
▶悪寒
▶熱いものを好む
▶下痢
▶手足の冷え
▶尿は透明で多い
▶のどは乾かない
【寒熱弁証:熱証】
▶熱感
▶潮熱
▶煩躁
▶冷たいものを好む
▶便秘
▶口渇:喉がかわく
▶小便短赤(しょうべんたんせき):尿は色が濃く少ない
▶脈数:脈が早いこと
【煩躁(はんそう)】
もだえ乱れる状態のことです。
胸中の熱と不安を「煩」
手足をばたつかせることを「躁」
【潮熱】
潮が満ちるように熱が上がってくる状態で、悪寒を伴わない。
【数脈】
読:さくみゃく
形:脈拍が速く、1呼吸に6拍以上
【東洋医学】虚実弁証
虚:不足や機能低下を表す
実:有余や停滞あるいは機能の亢進を表す
【東洋医学】陰陽弁証
陽証:表証・熱証・実証
陰証:裏証・寒証・虚証
陰陽弁証は症候の基本的な性質を弁別することを目的とする。
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