【はじめての東洋医学】聞いて・読んで覚える「大腸の生理作用について」の考え方
【2022/03/19 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
こんにちは!
オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長もぬけ です。
今日は大腸の生理作用について学習していきましょう。
西洋医学の「大腸」に関しては、下記の記事をご確認ください。
【東洋医学】大腸の生理作用について
大腸の生理作用は1つです。
【大腸の生理作用】
▶糟粕の伝化
【東洋医学】糟粕の伝化
食べたもの飲食物が消化されて胃 → 小腸 → 大腸 と進んでいきます。
胃と小腸で何が行われているかは別の記事で細かく説明をしておりますが、食べたものを水穀といい、水穀は水穀の精微と糟粕に分けられていきます。
大腸まで達する頃には、糟粕はまさにのこりかすとなっていて、それを肛門まで運んでいく。そしてさようならをすることそれが大腸の役割です。
大腸は「肺の粛降」・「胃の降濁」の補助をうけているため、肺の働きが悪くなったり、胃(脾)の働きが弱くなるとこの糟粕の伝化も弱くなります。
それは便秘であったり、下痢・軟便であったりというような形で現れます。
【便秘の原因】
▶気虚による推動作用の低下
▶内熱による陰液の損傷
▶気滞
など
【下痢の原因】
▶脾の運化機能の失調
▶多飲
▶外邪の侵襲
など
【東洋医学】大腸の表裏関係
大腸の表裏関係は五臓のどれだったか覚えていますでしょうか。
正解は、「肺」です。
さきほども解説をしておりますが、肺の粛降の影響を受け、伝化をしています。また、肺の機能で全身に津液を輸布しています。
なので、肺の機能低下では大腸は便秘になりがちで、物理的に大腸が詰まってしまう時に肺の機能低下も引き起こすと言われています。
便秘の時に咳が出るというものですが、私はまだその症状に出会っていません。もし便秘が続くと咳が出たり、喘息・胸が苦しいなどの症状があるって方はコメントください。
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