【過去問解説】第31回 あん摩マッサージ指圧師国家試験(午前)
【2024/03/05 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
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▶第32回午前 あん摩マッサージ指圧師国家試験問題徹底解説
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1問1問を徹底的に本当に徹底的に解説しているので、派生問題が出てきてもかなりの確率でわかると思います。
ただスマホでざーっと読んでいても頭には残りにくいので、ぜひ別途メモ帳に回答を書きながら、読み進めてみてください。
第31回 あんま国家試験過去問
https://ahaki.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/mondai_31_anma_am.pdf
※各問題に関しては、上記の公式サイトからご確認下さい。
問題001 解説
【解説】
【介護老人福祉施設】
要介護高齢者のための生活施設。
▶入浴、排泄、食事等の介護その他日常生活の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行う。
▶定員が29名以下のものは、地域密着型介護老人福祉施設(地域密着型特別養護老人ホーム)と呼ばれる。
【介護老人保健施設】
医師による医学的管理の下、看護・介護に行われる。
看護や介護を必要とする高齢者及び認知症の方に対して、リハビリテーション等の医療ケアと生活サービスを一体的に提供し、在宅の生活への復帰を支援する施設
問題002 解説
【解説】現金給付とは現金で支給されることを言います。
逆に現物給付は現金ではなく、現物(サービスそのもの)が支給されるものをいいます。
【傷病手当金】
被保険者が業務上以外の理由により病気やけがで働けなくなり、休職して給料が出ないとき
【出産手当金】
被保険者が出産のために産前・産後休業を取得し、給料が出ない、または減ったとき
【出産育児一時金】
子供が生まれたとき
【埋葬料】
被保険者または被扶養者が死亡したとき
【高額療養費】
医療費が高額になったとき
問題003 解説
【解説】
【パターナリズム】
別:家父長主義・父権主義
強い立場にある者が弱い立場の者の意志に反して、
弱い立場のものの利益になるという理由から介入・干渉すること
【インフォームドコンセント】
患者・家族が病状や治療について十分に理解し、また、医療職も患者・家族の意向や様々な状況や説明内容をどのように受け止めたか、どのような医療を選択するか、患者・家族、医療職、ソーシャルワーカーやケアマネジャーなど関係者と互いに情報共有し、皆で合意するプロセスである。
問題004 解説
【解説】
【介護保険制度の背景】
▶要介護高齢者の増加
▶介護期間の長期化
▶核家族化の進行
▶介護する家族の高齢化
▶従来の老人福祉・老人医療制度による対応には限界に
【介護保険の基本的な考え方】
▶自立支援
▶利用者本位
▶社会保険方式
【介護保険制度】
▶保険者 :市町村・特別区
▶第1号被保険者:65歳以上
▶第2号被保険者:40-64歳以上
【第一号保険者について】
対象者 :65歳以上のもの
受給要件:要介護状態・要支援状態
保険料負担:市町村が徴収
(原則年金から天引き)
【第2号保険者について】
対象者 :40-64歳までの医療保険加入者
受給要件:要介護・要支援状態
※末期がん・関節リウマチ等の加齢に起因する疾病のみ
医療保険者が医療保険の保険料と一括徴収
問題005 解説
【解説】
【全国成人喫煙率】
▶男性27.1%
▶女性7.6%
▶男女計16.7%
※2019年
【受動喫煙】
がんのリスク
【OECD諸国】
英:Organisation for Economic Co-operation and Developmen
正:経済協力開発機構
本部:フランス パリ
日本、イギリス、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、スイス、ノルウェー、アイスランド、トルコ、韓国、チリ、イスラエル、コロンビア、コスタリカ、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フィンランド、スウェーデン、オーストリア、デンマーク、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、アイルランド、チェコ、ハンガリー、ポーランド、スロヴァキア、エストニア、スロベニア、ラトビア、リトアニア
【OECD諸国で最もタバコの値段が高い国】
オーストラリア:26.50ドル
(約3000円)
問題006 解説
【解説】労働安全衛生法の概要だけ確認しておきましょう。
【労働安全衛生法】
[事業場における安全衛生管理体制の確立]
▶総括安全衛生管理者
▶安全管理者
▶衛生管理者
▶産業医等の選任
▶安全委員会
▶衛生委員会等の設置
[事業場における労働災害防止のための具体的措置]
▶危害防止基準
▶安全衛生教育
▶就業制限
▶作業環境測定
▶健康診断
[国による労働災害防止計画の策定]
厚生労働大臣は、労働災害を減少させるために国が重点的に取り組む事項を定めた中期計画を策定。
※労働安全衛生法のほか、労働安全衛生分野の法律として、じん肺法や作業環境測定法がある。
参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/index.html
問題007 解説
【解説】皮膚(手指)に使える消毒について復習をしておきましょう。
1.アルコール類 ◯
→エタノールなどを用います。
2.ヨウ素系消毒剤 ◯
→ポビドンヨードなどを用います
3.アルデヒド系消毒剤 ✗
→アルデヒド系はホルマリンなどを指し、皮膚には持ちいらない。
4.ビグアナイド系消毒剤
→クロルヘキシジングルコン酸塩
(グルコン酸クロルヘキシジン)などを用います。
【手指に使える消毒】
▶エタノール
▶イソプロパノール
▶逆性石鹸
▶グルコン酸クロルヘキシジン
▶塩化ベンザルコニウム
▶ポビドンヨード
【手指に使える消毒法ゴロ合わせ】
便座が逆にエグいよ
便座(塩化ベンザルコニウム)が逆(逆性石鹸)にエ(エタノール)グ(グルコン酸クロルヘキシジン)いよ(ポビドンヨード)
問題008 解説
【解説】シックハウス症候群について復習をしておきましょう。
【シックハウス症候群】
▶目がチカチカする
▶鼻水
▶頭痛
▶吐き気 などの症状が現れる。
[原因]
化学物質:ホルムアルデヒド
【覚え方】
シックなフォーム
問題009 解説
【解説】適応障害について復習をしておきましょう。
【適応障害】
環境に適応できないことにより、
▶不安感
▶抑うつ気分
▶思考力の低下
▶倦怠感 などが発生する
上記に対して、うつ病と診断された場合は診断はうつ病が優先されます。
問題010 解説
【解説】症例対照研究について復習をしておきましょう。
【症例対照研究】
別:後ろ向き調査
▶疾病の原因を過去にさかのぼって調査する方法
例えば「食道がん」になった対象者を100人集めて喫煙者を調べます。
食道がんになったことない人に比べて食道がんになった人のほうが喫煙率が高いとなったら後向き調査では疫学と関係があると判断します。
対象者の話を聞くだけなので「調査対象が少なくてすむ」「調査期間が短い」というメリットがあります。
でも「食道がん」の原因が必ずしも喫煙であるとは言い切りにくいというのが「仮設の証明が困難」というデメリットに繋がります。
上記のように、食道がんの中で、タバコを吸った人、タバコを吸わない人との比率がわかるため、オッズ比を計算することができます。
【後向き調査の特徴-メリット-】
▶まれな疾患の分析が可能
▶費用が少ない
▶調査対象が少なくてすむ
▶調査期間が短い
【算出できるもの】
▶オッズ比
【後向き調査の特徴-デメリット-】
▶仮設の証明が困難
▶発生率が得られない
▶種々のバイアスが入る可能性がある
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