【過去問解説】第30回はり師きゅう師国家試験問題(午前)徹底解説
【2023/01/16 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
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1年かけて、コツコツと解説してきた過去問の解説をまとめています。
1問1問を徹底的に本当に徹底的に解説しているので、派生問題が出てきてもかなりの確率でわかると思います。
またこれは鍼灸師の過去問ですが、柔道整復師学生やその他医療従事者を目指す学生の方であれば参考になる問題も多く含まれていますので読んで損はしません。
ただスマホでざーっと読んでいても頭には残りにくいので、ぜひ別途メモ帳に回答を書きながら、読み進めてみてください。
解説内容の見本
【解説】ショックの分類に関する問題もよく出題されます。
【血液減少性ショックの主な原因】
▶出血
▶火傷
▶下痢
【心原性ショックの主な原因】
▶急性心筋梗塞
▶心筋炎
▶拡張性心筋症
▶不整脈
▶心タンポナーデ
【血液分布異常の原因】
▶敗血症性ショック
▶アナフィラキシーショック
▶脊髄性ショック
(+エンドトキシンショック)
【閉塞性ショックの主な原因】
▶肺塞栓
▶急性大動脈解離
▶大動脈閉塞
上記のように、この記事のように単純に答えだけでなく、それに関連した内容も解説しています。
第30回 鍼灸師国家試験過去問(午前)
問題 1 介護保険制度の保険者はどれか。
1.国
2.都道府県
3.市町村
4.介護施設
問題 2 我が国の国民医療費に含まれるのはどれか。
1.正常分娩の費用
2.訪問看護の療養費用
3.入院時室料差額の費用
4.予防接種の費用
問題 3 被用者保険でないのはどれか。
1.船員保険
2.共済組合
3.協会けんぽ
4.国民健康保険
問題 4 患者が「よろしくお願いします」と言い、医療従事者が「お任せください」と言う会話から考えられる両者の関係はどれか。
1.パターナリズム
2.セカンドオピニオン
3.インフォームド・アセント
4.インフォームド・コンセント
問題 5 疾病予防について、ハイリスクアプローチはどれか。
1.受動喫煙を減らすための法整備
2.食習慣改善のための広報活動
3.市民対象のウォーキング大会の実施
4.喫煙者に対する禁煙指導の実施
引用:https://ahaki.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/mondai_30_harikyu_am.pdf
残りの問題は公式サイトよりご確認ください。
問題001 解説
【解説】保険者は市町村です。
【保険者】
▶市町村と特別区(東京 23 区)
▶特別会計で介護保健の収入・支出を管理
【保険料】
▶市町村で異なる
【被保険者】
▶第 1 号被保険者: 65 歳以上で要介護・要支援
▶第 2 号被保険者: 40 ~ 64 歳の医療保険加入者
加齢に伴う疾病で要介護(要支援)状態
問題002 解説
【解説】国民医療費に含まれるのは訪問介護の医療費用です
【国民医療費に含まれるもの】
▶診療報酬費
▶薬剤支給額
▶入院時食事療養費
▶老人訪問看護療養費
▶訪問看護療養費
▶健康保険で支給される移送費
【国民医療費に含まれないもの】
▶正常分娩の費用
▶入院時室料差額の費用
▶予防接種の費用
▶健康診断
▶義眼や義肢の費用
▶処方箋なしでの薬の購入
▶歯科差額分
問題003 解説
【解説】
【被用者保険の種類】
▶組合管掌健康保険(健保組合)
▶全国健康保険協会(協会けんぽ)
▶共済組合
(国家公務員・地方公務員・私立学校の教職員を対象とした健康保険)
▶船員保険
【国民健康保険】
市町村が運営する健康保険制度
問題004 解説
【解説】医療従事者が「お任せください」と言うことはすべて医療従事者に任せるということです。
【パターナリズム】
別:家父長主義・父権主義
強い立場にある者が弱い立場の者の意志に反して、
弱い立場のものの利益になるという理由から介入・干渉すること
問題005 解説
【解説】
【ポピュレーションアプローチ】
対象:低リスク群・境界域を含む
役割:主に一次予防
【一次予防について】
▶健康促進
▶疾病予防
▶特殊予防
▶栄養指導
▶検疫
【ハイリスクアプローチ】
対象:高リスク群
役割:主に二次予防
【二次予防について】
▶早期発見
▶早期対処
▶健康診断
▶合併症の予防
4.喫煙者に対する禁煙指導の実施は二次予防なので答えは2となります。
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