【はじめての東洋医学】聞いて・読んで覚える「陰陽学説」の考え方
【2021/01/24 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
【経絡経穴概論】鍼灸師・あマ師
⏩ 陰陽学説
こんにちは!
オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長 もぬけです。
陰陽学説って聞くとくっそ難しいように思いますよね。
これめちゃめちゃ簡単に言うと裏表の話なんです。
光あるところに影ありってよく聞きますよね。
いい人そうに見えて実は影でごにょごにょしてたり
そんな感じで何事にも表・陽の要素と裏・影の要素でできているんじゃないかっていうのを昔の中国のエラい人が考えたわけです。
この記事ではなるべく教科書の正しい説明と個人的に噛み砕いた説明の2つをお伝えしていきたいと思います。
陰陽学説について
陰陽学説とは古代中国の哲学理論で、陰と陽という対立する概念によってあらゆる事象を分類し、その相互作用や盛衰・転化を考えるものである。
昔の中国で考えられた方法でなんでも陰と陽にわけれるよねっていう話です。
確かに、朝があるから夜があって、子供がいるから老年がいる。
そこで中国の人が「これって全部わけれんじゃね?」ってなったわけです。
西洋医学でいうと「+」「-」に近い所かもしれません。
【陽に属すもの】
明るい・熱い・上昇的・外向的・動的
【陰に属すもの】
暗い・冷たい・下降的・内向的・静的
陰陽学説は相対的に比較したもの
背は陽で腹が陰であるが腹の上部は陽で下部は陰、腹の表面は陽で内部は陰といったように陰陽の分離は絶対的・固定的なものではなく相対的なもので、無限に分類することができる。
もうそもそもなんで背が陽で腹が陰なんだよってところからはじまるこの説明ですが、そこは一旦飲み込んで理解していきます。
基本的にはAとBを比べたらAのほうが陽だけど、AとCを比べたらCは陽じゃないって言うこともあるということです。
またAの上の方と下の方を比べると、やっぱり上が陽っぽくて、下が陰っぽいよねってなってその陽っぽいところももうちょい左のほうがさらに陽で…というように無限に続くって言うことです。
色とかで考えるとわかりやすいかもしれません。
きゅうりとトマトならトマトが赤色ですが、トマト同士を比べるとまたより赤いトマトが存在する。そんな感じです。
ところでなんで背中が陽なの?
「どうかんがえてもお腹のほうが陽じゃん。」ってなりませんか?
それもそれでならないかもしれませんが、西洋医学では腹側が表、背側が裏とおぼえていると思いますので、表が陽・裏が陰とおもいがちです。
人以外の動物で考えてみるとより太陽にあたっているのは背でしょうか、腹でしょうか。
背ですよね。
犬や猫が寝ている様子を見ると、お腹を中心に丸くなって寝ています。
つまりお腹は内(陰)で背中は外(陽)です。
納得ですね。
左と右はどっちが陰でどっちが陽?
「腹が陰で背が陽」問題よりより理不尽なのが「右が陰で左が陽」問題です。
北と南を基準として南に向かって立つと左から太陽が出てきた。
だから左が陽だって話があります。(諸説あります。)
西洋では北極星を基準に考えることが多かったので、北を基準になることも多いのですが、東洋思想では違うかったようです。
日本語のひだりと言う言葉も「日(ヒ)が出(デ)る」ということから「ひだり」となったという話もあります。(諸説あります。)
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