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【過去問解説】令和3年度登録販売者試験 -関西広域連合エリア- 【VOL.009】

【2022/10/22 更新】このアカウントは登録販売者の国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。

【過去問解説・過去問題集】
 ⏩ 令和3年度 登録販売者試験  についての解説
  ー 関西広域連合エリア ー

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オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長もぬけ です。

【このマガジンの内容】
 ▶2週1回の過去問解説
 ▶どこよりも詳しい解説
 ▶勉強の仕方・ノウハウ

第3章 主な医薬品とその作用

問 6 解熱又は鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤及び生薬成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 桂枝加朮附湯は、体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧傾向のあるものに適すとされる。
b 芍薬甘草湯は、筋肉の痙攣や腹痛、腰痛といった症状があるときのみの服用にとどめ、連用は避ける。
c シャクヤクは古くから「熱さまし」として用いられ、エキスを製剤化した製品には、「感冒時の解熱」の効能・効果がある。
d 生薬成分が解熱又は鎮痛をもたらす仕組みは、化学的に合成された成分と異なるものと考えられている。
 a b c d
1  正 正 誤 誤
2  正 誤 正 誤
3  誤 正 正 正
4  正 誤 誤 正
5  誤 正 誤 正

問 7 眠気を促す薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 小児や若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。
b ジフェンヒドラミン塩酸塩は、抗ヒスタミン成分の中でも特に中枢作用が弱い。
c ブロモバレリル尿素は、脳内におけるヒスタミン刺激を低下させることにより眠気を促す。
d ブロモバレリル尿素は、反復摂取により依存が生じることが知られているため、乱用に注意が必要である。
 a b c d
1  正 誤 正 誤
2  正 誤 誤 正
3  誤 誤 正 誤
4  正 正 誤 誤
5  誤 誤 誤 正

問 8 一般用医薬品の眠気防止薬とその配合成分のカフェインに関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a カフェインが含まれている医薬品、医薬部外品、食品を同時に摂取するとカフェインが過量となり、中枢神経系や循環器系等への作用が強く現れるおそれがある。
b カフェインは心筋を興奮させる作用もあるが、心臓病のある人でも服用できる。
c 妊娠中に服用した場合、カフェインが胎児の発達に影響を及ぼす可能性がある。
d カフェインの眠気防止の作用は弱いため、長期反復服用が推奨される。
 a b c d
1  正 誤 正 誤
2  誤 正 正 誤
3  誤 誤 正 正
4  正 正 誤 誤
5  正 誤 誤 正

問 9 乗物酔い防止薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 乗物酔い防止薬には、吐きけを抑える成分も配合されているため、つわりに伴う吐きけへの対処にも使用される。
b ジフェニドール塩酸塩は、アセチルコリン様の作用により、排尿困難や緑内障の症状を悪化させる恐れがある。
c メクリジン塩酸塩は、乗物酔い防止薬に配合される抗ヒスタミン成分である。
d ジプロフィリンは、消化管の緊張を低下させることにより、乗物酔いに伴う吐きけを抑える。
 a b c d
1  正 誤 正 誤
2  正 誤 誤 正
3  誤 誤 正 誤
4  正 正 誤 誤
5  誤 誤 誤 正

問 10 小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)及びその配合生薬に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 柴胡加竜骨牡蛎湯を小児の夜泣きに用いる場合は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているため、症状の改善がみられるまで比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用する必要がある。
b カンゾウを含有する漢方処方製剤を乳幼児に使用する場合、体格の個人差から体重当たりのグリチルリチン酸の摂取量が多くなることがあるので注意する必要がある。
c 小建中湯は、体力中等度をめやすとして幅広く用いることができ、やや消化器が弱く、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの小児虚弱体質、慢性胃腸炎、腹痛、神経質、小児夜尿症、夜なきに適すとされる。
d ゴオウ、ジャコウは、いずれも動物を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用等を期待して配合される。
1(a、b)
2(a、c)
3(b、d)
4(c、d)


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