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【リハビリ】図解(イラスト)とゴロで簡単「国際障害分類(ICF)」の覚え方

【2022/02/20 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。

【リハビリテーション医学】
 ⏩国際障害分類 ICF
についての解説

こんにちは!
オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長です。

リハビリテーションの試験であんまり良くわからないことが多いICIDHとICFについて説明をしていきます。

今日はICFを説明します。

ICIDHをしっかり理解しておけば、ICFはその応用になりますので理解も深まります。

ICFを見た上での内容になりますので、ぜひ前回の記事もご確認いただければ!





【リハビリ】WHOによる障害モデルの変遷【国際生活機能分類(ICF)】

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ICF: International Clas sification of Functioning. Disability and Health

疾病構造の変化や生活の多様化などにより、健康と疾病・障害の境が不明確となり、健康と障害を区分することが困難である場合が多い。
むしろヘルスケアという大きな概念で包括的に考えるのが実践的である。

上記の流れからWHOは国際障害分類 (ICIDH)の改訂作業を進め、2001年に「国際生活機能分類 ICF」を発表しました。

【ICIDH→ICFの変更点】(ざっくり)
 ▶国際“障害“分類 → 国際“生活機能“分類
 ▶︎機 能 障 害 → 心身機能・身体構造
 ▶︎能 力 低 下 → 活 動
 ▶︎社会的 不 利 → 参 加
 ▶🆕 健康状態
 ▶🆕 環境因子
 ▶🆕 個人因子

たとえば、ICIDHでは「足がなくなった」「歩けなくなった」「イベントに参加できなくなった」というネガティブな流れがありましたがICFでは「できること」にフォーカスを当てます。

具体的な例として
足がなくて・歩けなくなったが「友人の協力」により「車いす」で「イベントに参加できた」や義肢を用いることで「歩けるようになった」。
などという感じにできることに着目しています。


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【生活機能:functioning】
身体レベル・個人レベル・社会レベ ルの全体の側面をとらえる包括的な用語

【障害:disablement】
 障害者という限定した人々を対象としているのではなく、すべての人を対象とする
 障害を健康と一体のものとして、包括的な意味をもつ概念とする

またICIDHはそれぞれのレベルを一方向に進むと考えられていました。
(イメージ:レベル1 → レベル2 → レベル3)

ですが、ICFでは相互作用で一方向性の因果関係ではないと考えられています。
(イメージ:因子1 ↔ 因子2 ↔ 因子3 )

ICFでは第一部・第2部にわけても考えられてます。

【第1部:生活機能と障害】
 ▶心身機能・身体構造
 ▶活動・参加

【第2部:背景因子】
 ▶環境因子
 ▶個人因子


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